川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

デザインあ

 相方インフルで、帰省もせず家で過ごしたお正月。そろそろ、社会復帰……の前に、少しはお休みらしくおでかけを。
 ってことで、まずは昨日は近所の神社に初詣。
 体調は大丈夫そうかなってことで、本日は少し遠出。

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 前を走るリムジンバスの教習者に盛り上がりつつ、目指したのは琵琶湖……の畔、佐川美術館へ。
 開催されていたのは、デザインあ展。NHKEテレの番組「デザインあ」を体感する展覧会。はい、前に東京で行ってます。で、あの番組を好きな相方は、関西に来るってことで「行きたい」と。
 賑わっておりました。基本子連れが多いのだけれども、大きな子供もたくさん。でも、遊ぶコーナーだと並んでいても子供に抜かされます(苦笑)。目に入らないのね。あるいは、見守っている保護者にしか見られない。
 てことで、自分でマークを作ってみようのコーナーでは、透明なシートに描かれた絵や枠を組み合わせて、ライトのところで重ねるのだけれど、どうにも、並んでいることに気付いてもらえないので、テーブルの隅で撮ってみました。お題「オープンマイク」。

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 本のタイトルを入れ替えてるの。これは、妄想遊びとしてやるので、ツボ。「さるかにじぞう」と「おいてけまほうつかい」は読んでみたいぞ。
 卵の色々も面白い。改めて、卵って面白い食材だなぁと思うのでした。
 男女のデザインの変化もこうやって並べると、なるほどと思ったり。
 歯車になるやつは、相方を巻き込んでがっつり遊ぶ。二人で遊んでいたので、写真はない。
 「あ」になってみたりも。

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 そうそう、全国を回っているこの展示、会場ごとに「あ」が違っているのだそうな。

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 参考までに、東京での「あ」と並べてみる。

年賀、お節……

干支絵

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 最近は、住所を知らなくて年賀状をお届けできない方もいるので、今年の干支絵を……
 構想段階では盃だったのですが、「お椀にしか見えん」と言われたので、その方向にシフトチェンジ。
 昔は、下手の横好きの絵をひたすら一枚ずつ描いていたのですが、今は何枚か描いて、気に入ったのをパソコンに取り込んで印刷となっております。12年前に描いたネズミは、どんなだったかなぁ。
 そうそう、年賀状と言えば
「元年の年賀状ってのは、存在せんのやなぁ」と相方。おお、なるほど、確かに。
 ちなみに小学生は、昨年、先生が配ったプリントに「令和1年」と書いてあるのを指して、「令和元年やのに、先生間違ってるねんで~」と笑っておりました。え~っと……。
 

お節

 

 相方インフルのために帰省せず家で過ごすことになったお正月。

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 お節は、基本、筑前煮でまとめてしまう我が家です。実家の母のように手早く色んなお煮しめを用意する自信はなくてね。
 筑前煮、紅白なます、たたきゴボウ、松風、高野豆腐、田作りを用意。
 黒豆、数の子、棒だらは、買いました。

 関西なのに、何故に川島家は、おすましのお雑煮なのか。諸説あれど、真相は謎。
 ちなみに、相方実家は普段通りのお味噌汁にお餅です。
 母の実家は白味噌仕立ての関西お雑煮。てことで、二日はこちらに。

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 スーパーで売られているお安い和菓子のラインナップにも花びら餅があるのね。つい、手を伸ばしてしまいました。

 お餅を煮るのにお鍋に入れたら、あれ?何かに似てる。うん、これは、天神さんだな。

 てな感じで、我が家のお正月。相方のインフルも落ち着いたようで、近所の神社に初詣に行くかな。

 さ~て、台本台本……

ブルーブラック

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 わぁ、綺麗~。

……いや、なに、しばらく使ってなかった万年筆のインクが固まっていたもんで。

 わ~い、と撮影会やってる我が家は、正月から平和です。
 

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 実はカートリッジの先が中で折れたらしくて、にっちもさっちも行かなくなっていると言う悲しい現実(^_^;)

ふり返る2019

ふり返っておくかな、2019。盛沢山。
【1月】うつる月
・インフルダウン
スマホへの移行
はてなダイアリーからはてなブログへの移行
【2月】老婆で舞台始め
・森本薫プロジェクト「まだまだ生きてゐる」出演(メイシアター)
  2年前の再演。諸般の事情で直前で役回りが増え着替えが増え……でも、メインは「老婆役」
・楽園王の稽古スタート、つまりは怒涛の東京通いスター
【3月】東京ライフ
・楽園王「エレクトリック・ガーデン」出演(d-倉庫)
  約3年ぶりの楽園王出演。「預言者役」
  高所恐怖症なのに、高い所で朗々と長台詞、黒づくめでやたらカッコいい
・稽古・本番での東京滞在中は、イベントだオープンマイクだと、お江戸満喫(貧乏性ともいう)。
【4月】試み
・昨年ご縁のあった若者が地元ではじめる演劇ユニット移動祝祭日旗揚げ公演にお誘いを受け、稽古開始
・川島むー的ワークショップ『想・創・奏』 ~お見せします。川島むーの手の内、腹の内  開催(「ら」)
【5月】はまる
・ロッテガム「おりがみ部」にはまる
アドベンチャーワールドでパンダパンダパンダ
・風蓮堂コンサートに今年も呼んでいただき、詩をたっぷ
・移動祝祭日旗揚げ公演・朗読劇「こおろぎ嬢」(LibraryThink、タローパン)
  うん、「旅する学者」。またも男性役。カリンバ・口琴も演奏
【6月】命を思う
・楽園王の役者、植村せいさんが旅立つ。もう一度、ご一緒したかったです
・父が子供の頃に暮らした長屋が今もあり、リノベーションして活用されている。そこに、友人や、母の友人もご縁があると判り、家族で訪問。90目前の父と90を超えた伯父が語るやんちゃ坊主の思い出
【7月】あちこち
・あちこちライブ2019夏・簡単パントマイム講座&語り芝居『くもの糸』
 LibraryThink、TAKARAcurry&cafe、「ら」、〇塾、茶淹
 計5か所に加え、絵画教室DADAさんでの特別編も
【8月】走る
・即興演劇バトルTHE SAN-DAI 大阪、初戦敗退(泣)
スプートニク『ワーニャ/ソーニャ』(オンガージュ・サロン)「ばあや役」もう、今年はこの路線なのか?
【9月】走る走る
・某小学校にて演劇講座。
・地元のフリーペーパー「ママトリエ」さんから絵本についてのインタビュー
・お茶祭り企画 ヨル♪宮沢賢治'19 ひとり語り芝居『よだかの星』他、大阪公演(スペースコラリオン)
  鳥とかカエルとか……老婆どころか、人間ですらない……
【10月】挑む
・PoetrySlamJapan大阪大会、敗退(泣)
桂九雀さんの「いきなり!九雀の日」出演
  ひとり語り芝居『けだもの運動会』
・お茶祭り企画 ヨル♪宮沢賢治'19 ひとり語り芝居『よだかの星』他、東京公演(あさくさ劇亭)
・大阪に戻って、即、大分へ。妹と共に、母を連れて湯布院へ
【11月】初めて
・初めて参加する朗読会「つる草」
・初めてのリース作り(マンション農園のローズマリー
・大阪に戻っての一歩、コミュ教の実習
【12月】出る出る
・PSJ全国大会観戦、大阪代表・川原寝太郎君の雄姿を見届ける
・翻訳アンソロジー『翻訳文学紀行』刊行記念イベントにて、ポーランド作家の『ウサギの年』朗読(古本屋ワールドエンズ・ガーデン)
  ここにきて、大人の女の役ですわ。赤いマニキュア・紅い口紅。トレンチコートでかっこいい感じ。あれ?路線は続いてる?
・アートひかり『改変 不思議の国のアリス』(難波サザンシアター)
  色んな役をとっかえひっかえ(でも、どこかで繋がってる)。約1時間に6回着替える、目が回る。
  最後のシーンは……「おばあちゃん」
・2マンライブ「川原寝太郎と川島むーが、ふたりでライブするよ♪川原寝太郎、PSJ全国大会優勝おめでとう!行け行けフランス、パリ~♪」(「ら」)
  大阪に戻って初の、2マンライブ。30分あると、色々考えられて面白いな。交換詩、コラボ詩もやりました。

と言うことで、婆さんで始まり婆さんで締めた2019年。この他に、オープンマイクあれこれ参加。朗読教室「声を出して読んでみる会」もささやかに継続。
改めて、忙しい一年でありました。稽古本番稽古本番の日々はありがたく、感謝。
新しいお客様との出会い、遠方からの友の来訪もありがたく、感謝感謝。
2020年は3月に1本出演が決まっております。
お茶祭り企画の本公演は2021年春と定め、2020年はあちこちライブをメインにと画策中です。
皆さま、どうぞ良いお年を。

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年の瀬

物価

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 片付け~掃除~、いやさ年賀状。最近は、筆を出すのはこの時期だけだな。年賀状用の干支絵描き。旦那も使うから、ん~優先事項となる。墨をすり、絵の具を出し……練習練習。さて、本番絵は……秘密。

 私の筆洗は、ヨーグルトのパック。バタバタ家事しながら片隅でやるには、これが使い勝手が良いのです。しかし、これ、何年前のだろう。内容量が500グラムだわ。今や、450から更に減って、だいたいどこも、400グラム。値上がりしたもんだね。

 色々手間取って、年越し準備が整わぬ。せめて、玄関周りだけはなんとかして、注連飾り、お餅は飾る。

引継ぎ

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 我が家の引き継ぎ式。
 ……なんで、こんなにネズミがいるんだ?
 雑貨屋さんで買ったの、下北沢にあった食器屋さんでいただいた二匹、ガチャガチャで取ったお茶するハムスター。
 うり坊は、前の亥年に買ったパックの鏡餅に付いていたの。

 ん?

 猫ぉ~。

「ま、まぁ、お茶でもどうぞ」

上海

 NHK「上海の芥川龍之介」やっぱり、張さんが関わっているのか。中国語指導と、出演?あ~、年賀状作業しながら横目でだから、見逃しそうだ。
 ……と思ったら、聞き覚えのある声が。はい、見逃さなかったようです。
 黒テントの学校時代の京劇の先生。お世話になりました。

いだてん

 

 年の瀬の慌ただしい中、相方が見損ねた『いだてん』最終の2回を見たのが二日前。2度目でも、やはり、泣く。

 今日は総集編。
 ああ、やっぱり面白いドラマだったな、と思う。仕掛け、伏線。ああ、あそこがあれに繋がるんだ。あそことあそこは、重ねてるんだ。
 スポーツと落語と言うタイプの異なる文化を通じて、江戸末から繋がる明治、大正、昭和への流れ、地方と都市、日本人と世界、庶民と上流階級、政治家のあり方、マスコミ……大きな河の流れ。これは、まさに大河ドラマではないか、と思ったのでした。
 決して、オリンピック万歳のドラマではなかった。政治との関り。戦争との繋がり。
 印象に残ったシーン。
 ベルリンオリンピックで、選手の間で「ハイルヒットラー」が流行り、面白がって使っている選手たち。けれど、ロスオリンピックとの空気の違いに「俺は、気持ち悪い」と言い続ける田畑。
 東京オリンピックを返上すると言う話の中
「総理に頼むんだったら、戦争でしょ。戦争をやめるように言ってよ」と言う田畑の言葉。
 落語「富久」が物語のキーのひとつなのだが、これが走ることがモチーフだけでなく、関東大震災の時の「火事だ火事だ~」と、聖火に繋がることに気付いて「あ」となる。
 車屋さんからタクシーへ。ここにも、時代の変化が描かれる。街を縦横に走る彼らが見ている、東京の変化、時代の移り変わり。
 加納治五郎が東京オリンピックを目指した神宮競技場が、関東大震災の被災者のために使われ、そこに区切りがついていよいよ東京オリンピックだとなったのに、今度は戦争。神宮から学徒出陣の若者たちが送り出される。そこには、オリンピックを目指した若者たちがいる。
 送り出す「バンザイ」。悲しみをこらえた「バンザイ」ではなく、怒りをはらんだ「バンザイ」。
 だから、神宮にこだわるのか。
 ようやっと迎えた東京オリンピックでの、政治との関り。一線から外された田畑が、それでも奔走する。「書きたかったら書け。田畑の発言だ」と言い切る潔さ。
 開会式の参加国の国旗掲揚で揚げることの出来なかった、不参加となってしまった国の国旗を吹浦がかかげるシーン。閉会式が独立の日となったザンビアの国旗を用意するシーン。
 架空の人物「シマちゃん」から繋がる「リク」「小松勝」「五輪」と言う流れで関係の無さそうだった落語とオリンピックを繋いだ、クドカン台本に、唸る。
 オリンピックの理想と現実。戦争。

「今の日本はあなたが世界に見せたい日本ですか?」このセリフの意味は、重い。

 

 あと、毎回少しずつ違っているオープニング映像が、良かった。一部と二部で大きく変わるのだけど、それ以外にも内容にあわせて少しずつ変化があるのだ。
 そして、わたしが好きなのは、画面をふたつに分けてオリンピックのシーンと家庭でのシーンが並べられているところ。
 ランナーと出勤する人々、競り合うランナーと運動会で走る子供達、重量挙げと子供を高い高いをする母親、柔道と社交ダンスをする夫婦、フェンシングと枕(クッション?)ではしゃぐ子供たち、円盤投げと子供をくるくる回す父親、聖火とバースデーケーキのろうそく。毎回、ここが好きでした。

いんふるるん

 

残念なり

 まことに残念ながら、相方、インフルA型の判定( ノД`)

 26日、ライブから帰宅したら、もう寝ていたのだけれど、調子悪そうで、「風邪ひいた、熱がある、明日の朝、病院に行く」と。
 で、27日、病院へ。
 私は冬休みの学童は朝から開所なので午前中に出勤。
 インフルだったらまずいよな。診断結果は知らせてねと言っておいたので、勤務中に何度かスマホ確認。
 あ、なんか来てる。
「最悪。鍵、忘れて出た」
 え?


 ええ~?!


 てことで、フラフラと十三まで、いらっしゃいました。事情を話して自転車借りて、ダッシュ。インフルの判定より、そっちにびっくりしますわ。
 それにしても、インフルか~。貰うとまずい。いや、学童も稽古もオフになるこの時期でよかった?いやそれより、これで、帰省の予定が……。高齢の親のもとに行くのは、あかんよなぁ。
 そして、年内最終日に会社を休んだ相方殿。あ~、作業着が会社で年越し。


気になる

気になるその1

 

気になるその2

 
市原悦子を偲んで 追悼朗読会『まんが日本昔ばなし』~美しい日本語とこころの琴線にふれる、情感豊かな語りの風景の世界~」

気になるその3

 

 京都で、田中泯さんのソロ公演がある。