とある二世俳優さんに関する記事。小劇場で下積み、と言う話の中の文章が気になる。
「いわゆる小劇場演劇シーンは、ゼロ年代に昔ながらの新劇の翻訳劇から現代口語演劇がトレンドになった。2010年代はそれがデフォルト化しながら、2020年代まであらたな表現性が模索されている。」
なんか、すっ飛ばし過ぎでは?
もはや、どこから突っ込んでいいのか判らない。
新川和江さんが亡くなられた。
私の詩のベースには、確かに新川和江さんの詩がある。分かりやすい言葉、日常の視点、男女の描き方。女の視点、子どもの視点。
教科書にあったから「私を束ねないで」を上げる人が多いのかな。私は、あのラストを「詩」にしてしまってることが少し引っ掛かっている。
それはそれとして、私にとっての出会いは模試。確か中三の時。「記事にならない事件」と言う詩があって、試験中であることを忘れて心が震えた。あ、リフレインが好きなのも、この詩の影響か。
とにかく、それから時間を置かず、詩集を買っていた。初めて自分の意思で買った詩人の詩集。あの詩もこの詩も好きで、何度も口に出して。
産経新聞の詩の投稿欄、朝の詩が新川和江さんを選者として始まってからは毎月投稿するも一度も採用されず(TOT)
大学生になって、一度、書くことから離れたのは、大学で出会った人たちの書くものを読んで自分の書くものに自信がなくなったことと、読みたい詩は新川和江さんが書いてくれてるから自分が書かなくていいんだ、と思ったから。
詩のボクシングとの出会いで詩を書くことに戻ってから何年後だろう。あるイベントで新川和江さんをお見かけしたのは。お声をかけることは出来なかったけれど、歳を重ねても前のめりなお姿が素敵だったな。
ありがとうございました。合掌。
「電話のベルは 鳴りっぱなし 鳴りっぱなし 誰も出ない 誰もいない 月曜日が来ても」(「記事にならない事件」より)
学童にて、お話の国。
今回は昔話「桃売り殿様(絵姿女房)」。
いつもの太鼓でリズム応答からの、小魔女さん登場。
夏の果物と言えば?の問いかけから(スイカ圧勝)、桃の話へ。
フリップ(スケッチブック)に書いた「ももくり三年かき八年」の説明からの「ゆずの大バカ十八年」でひと笑い。
お隣の箕面市は柚子の産地なんだよ、と言いながら、「滝ノ道ゆずる」君登場。「知ってる〜」「いとこが箕面にいる〜」とかの声。
桃の出てくる言葉と言えば早口言葉もあるよね、と今度は「すもももももももものうち もももすももももものうち」のフリップ。みんなでやってみよう!と少しずつ早くして挑戦。明らかに「も」が多すぎる子がいる(^_^;)
そしてようやく、桃売り殿様のお話に。
女房の絵姿は、いらすとやさんの絵を利用。スケッチブックに貼っておいて、ビリビリと外してみせる。ここから、あれやこれやと子ども達に手伝ってもらったり人違いで子どもたちを、引っぱったり。
かなり賑やかなお話となりました。
終わって、小道具を触りたがるのは毎度のこと。
まさか、お城の門を触ってみたがる子がそんなにいるとは(笑)これ、段ボールで作って裏にセリフを貼って、とは思ってたけど、作る段で「あ、門って漢字にすればいいんだ」となったのでした。「門って字になってる〜」とうけて良かったです。
延長保育の時間にあのお話もういっぺんやって、とリクエストしてくる子。遊びながら、そこは静かに昔話語り。
さて、次の機会はいつかなぁ。
雲のハシゴ。どこまで行く?
特攻を美談にしてはいけない、それは絶対。ただ、そこから何を感じるか、何を自分事とするかっていうのは、年齢や立場で違ってくるだろうなと思う。若者の家族への思いを軸に見るのか、そんな風に追い込んだ国の政治のあり方を軸に見るのか、戦争そのもので見るのか。
最近、ドキュメンタリーなどで触れられるようになってるけど、同じ特攻でも、人間魚雷の無惨さは、もっと知られるべきではないのか、と思う。
言葉は良くないかもだけど、飛行機は、絵になる、ロマンになる。青い空と青い海を背景に散っていく。映画になって美しい涙を流させてしまう。
でも、回天は、あれは本当に乗り込んだら終わり。暗く狭い空間に押し込められ閉じ込められ(本来、人が乗るべきものではない)、脱出装置は邪魔になるからと装備されず。暗い海の中に発射される。その孤独、恐怖。美しい涙を流させる映画にはならない。絵にならない。無惨、と言う言葉しか浮かばない。
野田地図の「逆鱗」で、登場する人魚が人間魚雷のことだと気が付いた時の震え。
知覧で学ぶなら、人間魚雷回天のことも知ってほしいと思ってしまうのです。
週末に間に合うようにと、木曜日夜に4営業日でチラシを発注したら、え?もう着いたよ。週明け発送と思ってたからびっくりした。
メールでも8/20以降ってなってるし。まぁ、お盆とか台風とか、色々有るんだろうな。
さて、来週末は5分芝居。その前に月曜日は学童でのお話の国。「負担のないようにしてくださいね」と言われても、ついあれこれしてしまう。フリップ作ったり小道具作ったり。ただお話をするのではなく、子どもたちにどう参加してもらうか。ってことで、門番やってもらいましょう。ふふふ。