かがくいひろしの世界展
ファッション美術館でのかがくいひろしの世界展へ。関西での開催をどれだけ待っていたことか。
夏休み明け&台風前ってことで、すいていました。
絵だけでなく、会場のあちこちにあるかがくいさんの言葉やエピソードが胸に響く。
そうか、この人の絵本に惹かれるのは、演劇に通じているからか。
そして、よだかの星の絵。
「教師はお百姓のようなもの」と語ったと言うかがくいさん。賞にはこだわらないと言いつつ認められたいと言う気持ちがあったり、豊富なオノマトペがあったり。人を楽しませたい気持ち。宮沢賢治と通じる。
養護学校の先生から絵本作家へ。デビューからわずか4年、2009年に急逝。その間に出版された16冊の絵本はいまなお、版を重ねている。
たくさんの原画。
そして、未発表、未完の作品の原画が惜しげもなく展示されている。ああ、これの完成形が見たかった。
会場の一角にはプークさんが再現した「つくし劇場」の人形たち。ウキウキとスリッパ人形に手を入れて……一人だと寂しいなぁ。
と、小学生女子二人組。
「これ、触っていいの?」「あれ、どうするんだろう?」
思わず、「こうだよ」と声を掛け、こっちこっちと舞台の後ろに手招きして、一緒にしばし人形劇。「こんにちは~。青です」「赤です」
他の人形も、「あ、こう使うんだね」などとしばし一緒に遊ぶ。「こっちはどうだろう?」と二人で遊びだしたので、お節介おばさんはそろそろ次のコーナーへ。と、後ろから
「ありがとうございました~」
いやん、可愛いぞ~。
かがくいさんの世界に少し、関わらせて貰ったみたいで嬉しくなってしまったのでした。
本当に、いい展覧会でした。
彼の作品の根っこにあるもの、思い、なぜ私はこの人の作品が好きなのか。色々ほどけて、色々思いがあふれて、実は会場で泣きそうになってしまったのでした。
……このあと有隣堂に行って、もう、なんてスペシャルな一日でしょう。チャージしまくりです。
鹿列車
三ノ宮に移動。列車が奈良でした。
有隣堂神戸店(@神戸阪急)へ行ってきました。本店は横浜の本屋さんの関西初出店。YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界(ゆうせか)」が好きなのです。登録者数は、先日、めでたく30万人突破!
てことで、ブッコロー手ぬぐい、有隣堂オリジナルカバーのかかった「地球の歩き方 横浜市」を購入。レジで「ゆーりんちーです」と名乗るのでありました。
とてつもなく、充実の一日でした。
次の学童の日には、この手拭いで行くのだ。ゆーりんちーの小学生は、気付いてくれるかなぁ。