川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

みじかき歌を詠む

 放浪歌会でした。

 

 相変わらず、短歌のことは57577の三十一文字ってことぐらいしかわかってないので、短歌用語は言われるとなんとなく判るけど、自分で喋る分には使いこなせない人です。
 俳句と違って、詩を書くときと同じ感覚があるのは確か。音とか韻とかは、意識的に書いていると言うより、口にしてしっくりくる言葉を選んだ結果。
 ちょっとくどいかなぁと思っていたところは、やはり、指摘されましたね。

その街のこども達

 歩も結も、その街のこども、なんだよな。
 真紀ちゃんのお父さんの姿は、「その街のこども」のおっちゃんの姿に重なる。
 ドラマとしては、ちょっともやっとするところがあるけれど、震災の描き方は、「その街のこども」「心の傷を癒すということ」を作って来た、NHKの積み重ねを感じるのでした。
 あ、あと、6歳があんなことを言う?とか言ってる人がいるみたいだけど、6歳にどんな過大評価をしているんだ?毎年、大勢の小学生の日常と関わっている身からしたら、寝ぼけ眼で避難所に連れて行かれて、状況もよく判っていない中での、しかもあれ、最初の夜だよね?むしろ「あ~、言っちゃうよね」と思ったよ。冷めたおにぎりじゃなくて、冷えたおにぎりだったろうしなぁ。

会う

みんぱく国立民族学博物館)特別展「吟遊詩人の世界」を観に、あられ工場さんと村田活彦さんが来阪との情報。

会いたかったなぁ……って、私、夕方は千里中央にいる!
千里中央で短い時間でしたが、お会い出来ました。
待ち合わせた時間が、がっつりガンバサポーターさん達の移動と重なり、えらいこっちゃでしたが、無事合流(^_^;)

 会いたいに会いましょうの応えあり天皇杯の人波越えて

 

 さて、夜はかさ家へ。


 24周年。まぁ、人生の半分近く一緒にいるわけで……結婚した頃には想像していなかった生き方をしているな。
 仲良しって言われるけど、喧嘩もするし、常に同じ方を見ているわけでもない。でも、やっぱり、この先もともに時間を過ごしていきたいと思うから、だからこそ、話をするし、こうやってサシ飲みする時間も大事。
 来年は銀婚式ですよ。まじか。やっぱり、来年は錦水亭かしら。

新たなる、夜間飛行へ

 月一回のスポークンワーズの投げ銭スラム、ポエトリー・ナイトフライト。次は11/23(土)。言葉のパフォーマンスに関わる方、出る方観る方どちらでも、是非、足をお運び下さい。
 ということで、10月のポエトリー・ナイトフライトでした。

 choriさんが大事にして来た場を、河野宏子さんが引き継いでの新たなスタートでした。
 定期的に行われるスラムは、関西圏ではここぐらいじゃないのかな。投げ銭でチャンピオンが決まる場は、オープンマイクとは違う緊張感もあり、継続されること、嬉しいです。
 いやしかし、毎月ゲストを呼ぶのは大変だろうな、と改めて思うのです。

河野さんの衣装は夜間飛行ってことで/指さん

 

 と言うことで、河野さんが呼ぶ最初のゲストは、ダンサーの指さん。実は、短歌もされる方で、スラムにも短歌で参戦されてました。
 詩人に身体はあるのか、と言う問いかけに、それぞれ違った観点、立ち位置から、「あるでしょ」と答えるのは、多分、人前で読むことを選んでいる詩人達だから。で、逆にダンサーに声はあるのか、と自分の方へ問い返す指さん。
私の中ではダンサーに言葉はあるのか?と言う問いになる。それは、あとの時間に問いかけてみる。どこまでを言葉と捉えるかと言うことにもなるんだなぁ。このあたりは、自分でも考えてみたい。
 指さんの汗だくのゲストステージと、谷脇クリタさんのゆるっとしたチャンピオンステージってのも、面白かった夜でした。
 新たなスタートの今月のチャンピオンは、桑井ゆたさん。おめでとうございます。
 私の詠んだもの。「レビーの正体」「名前ラジオ」

第1夜でした

 劇場公演ではないので、会場に入るのは夕方。
 駅に向かう空に大きな音符。彩雲はほんのり。
 駅前でリンドウの花を買いました。天の川の河原に咲く花。来月は時期的に流石に無理なので、第1夜限定の会場飾り。
 乗った阪急電車。可愛いネズミがエールを送ってくれる。……賢治作品では、ネズミの扱いが酷いけどね(;^_^A。

 会場入りして、大急ぎで設営。
 会場にあれこれ持ち込むのは、ここでも。
 あ、書籍コーナーの写真を撮るの忘れてたな。
 アクティングエリアの後ろの壁には銀河手拭いと賢治画のハンカチ。客席後ろには釜石線手拭い。窓辺にはこまごまと。

 

 窓辺に飾ったもの。銀河鉄道に絡むもの、宮沢賢治に絡むもの。
 シグナルとシグナレスと牛乳瓶、星座早見盤、銀河鉄道の窓の向こうに見えるリンドウ、楢の木大学士が夢みた恐竜骨格。

 音具でお客様の注目はスプリングドラムでしたが、この蛇腹ロボットも、お気に入りアイテムだったのでした。蛇腹だけのが見つからなくて、ロボット……使ってるうちに愛着湧いてしまったですよ。ギャアギャアと言う鷺の鳴き声に使いました。

 

 と言うことで『銀河鉄道の夜』第1夜でした。解説お喋り入れて、2時間弱(10分ほどの休憩込みですが)。まぁ、よく喋ること(笑)
 マガユラさんのシャッター。
 お客様のお帰りになった後で、ルーローハン。
 駅からのマガユラ。お客様が撮ってくださってました。てことで、私がいるよ~。

100年

 実は、今年は「銀河鉄道の夜」の初稿が書かれてから100年なのです。

 ってことに、企画してからも、しばらく気付いてなかったんですよね。最近やたら「銀河鉄道の夜」の話題が目に付くのは、企画したことで意識がそっちに向いているからと思っていたら、そうか、100年か。

 

 稽古のお供、お客様。多分、チュンセとポウセごっこ(我が家で双子と呼ばれているコンビなので)。
 テキストは2冊組に。切り紙チョキチョキ。実は、テキストの表紙をどんな風にするか、考えるの、好きなのです。

 明日は第1夜。最後の稽古の帰りの夕空、龍が翔んでおりました。チャーナタさんかしら。