川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

オペラの国

 荒川選手、金メダルおめでとうございます。と、素直に思う。衣装が、良かったね。うん、彼女がとても魅力的に見える。誰がデザインしたんだろう。
 でも、何より、曲の変更が良かったのではないかと思う。直前で「トゥーランドット」に変えたことが、イタリアの観客を味方にしたのではないだろうか。
 かの国はオペラの国。オペラを愛する人々。「歌手」と言えばオペラ歌手。姉の名刺には、職業として「ソプラノ」と書いてあった。彼女も、ミラノでテレビ観戦していたのかしら?

 ちなみに、「トゥーランドット」、プッチーニの設定では架空の時代の中国のお姫様。(もとになったお話には諸説あり。謎をかけてくるお姫様のお話、と言う意味ではかぐや姫にも通じる、一つのパターンではあります。)プッチーニは完成させずに他界、弟子が完成させた、というのもドラマ性が高まります。ちなみに、蝶々婦人も彼の作品なわけで、東洋に対する彼の思いとは?と考えたりもして。

 そうそう、開会式でパバロッティが歌ったのも「トゥーランドット」。もう、この段階で、女神が荒川選手に微笑んでいたのではないかとさえ、思ってしまいます。