川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

若い、芝居 その1

 金曜日、後輩の芝居を観に大学へ行った。
 新しい建物の増えたキャンパスは、かつて我が物顔に闊歩していた頃とはえらい違いで、ちょっと居心地が悪い。でも、途中にある実習棟は、変わらない。こっちが土器の実測している隣でガムランの練習が行われていたりしてたな。学生会館も、トイレがきれいになってたりはするけれど、雑然とした佇まいは変わらない。稽古とタタキ作業に明け暮れた大集会室。
「暗っ!」
 わざとなのか?客電暗すぎ。席に座ったら、チラシの字が読めん。
 ゆるゆると始まる芝居。何となく迷いながら生きている若者達の、ゆる〜いおしゃべりが続く芝居。エチュードいっぱいやって作り上げたんだろうな。それは、わかる。いい感じで台詞が揃ったり。やりたいことは、見える。で?それで?エチュードの発表会?習作、という意味でならいいけど。まぁ、無料だし、メンバーの何人かが大学卒業で去っていく、という状況では卒業公演の意味合いが強いか。でも、そういうユニットだったのかい?学生サークルではない、という意気込みを持っていると思っていたのだが…。