川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

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 頭の中で、同じ音楽が流れ続けている。日曜日、相方と一緒に観たビデオが原因。WOWOWでやっていたものを録画しておいたのだ。東京のみの公演がこういう形で観れるのはありがたい。楽しい公演だった。堪能。堪能しすぎて、テーマソングが頭から離れてくれないのだ。名曲だよ。

 PAPAPAPAPAPAPAPAPAPAPAPAパルコ歌舞伎見参!

 いやぁ、もう、楽しいの何の。伝統芸の強さと柔軟さを見せ付けられた。結構年配の役者さんが、実に楽しそうに舞台で遊んでいる。芯になるものがしっかりしているから、どんなことでもやってしまう。カッコいいわ。ほれぼれ。
 渋谷ではもう1本、コクーン歌舞伎もやっていたのよね。こちらもWOWOWで放送してくれるそうで、楽しみである。

 そういえば、この両公演は互いの公演に飛び入りしてるのね。コクーンから勘三郎さんが、パルコから染五郎さんが。テレビでその様子をチラッと見た。同じ渋谷だからって、「面白そう」でやってしまうあたりが素晴らしい。お客さん大盛り上がり。テレビの前で「いいなぁ」と指くわえている自分が口惜しいわいなぁ。(実は、この二つの公演は、忠臣蔵でつながるのだね。)
 それにしても、勘太郎さん。お父さんに似てきたなぁ。細かい仕草とか、声の使い方が、「あ、勘三郎さん(まだ、勘九郎さんと言いがち)だ」と思うことがしばしば。…って、こういう歌舞伎の楽しみ方って、ひょっとして自分が年を重ねたせいか?若い頃、周囲のおば様方のそんな会話に「へえ、そうなんですか。」と言うしかなかった私が…。いやはや。


 生まれ変わるなら男?女?という質問に私はこう答えている。

「男に生まれて歌舞伎役者になる!」


 …出来れば、物心付くか付かないの頃から芝居漬けになれる、梨園に生まれたいんですけどぉ…