川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

京都の日々、終了

 一週間のワークショップが終了。ん?あれ?と整理できないものを抱えたまま、たまった家事を片付けている。
 演劇経験者にとっては、厳しいワークであったのだなと思う。今までやっていたことをやるなと言われる。そのことが縛りになり、混乱し、何をすればいいのかと立ち止まってしますう。
 経験がなければ、言われたことを素直に受け止めて、素直に自分の変化を楽しんでいけるのだな。ちょっと、うらやましくもあった。
 正解なんてないのに、これでいいのか?あっているのか?とつい考えてしまうから思考が止まる動きが止まる。インプロのワークではのびのび即興やっていたりするのに、ここではまったく動けなかった。同じ即興なのに、その違いは何なのか。自分のメンタルな問題点に直面してしまった気がする。課題がいっぱい。
 ということで、また、次の機会に挑戦しようと思う。大阪でもやるらしいので。

 最近受けるワークショップは、基本的に怒られない。でも、森田さんは怒るんだな。「今だ、そこでなんか喋れ!」で固まっていると、「言えよ、何か!」と次々と大きな声が飛んでくる。「駄目!次に行こう!」「はい、ここはカット!」その向こうには発表会公演がある。負けるもんか。闘争心が湧いてくる。…上手く、乗せられてしまったってところだろうか。

 しかし、イッセーさんはなんとも魅力的。廊下のケータリングコーナーでお菓子を食べまくっていると、「ごめん、コーヒー飲ませて」と渋い声、振り返ったらイッセーさん!なんでそんなにナチュラルなんですか?本番直前、老婦人の衣装に身を包み、タバコ片手に渋いおっさん顔で廊下をスタスタと行く姿が、目に焼きついてしまった。

 イッセーさんと森田さん。とにかく舞台が好きで好きで大好きな二人のおじ様が、あの、心楽しい舞台を作っているのだなぁ。それを間近で見せていただけただけでも、参加した甲斐があるというもの。