川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

今日のみんぱく〜その3・虫〜

 触文化のあとは、南アジア・東南アジアを巡り、いよいよ本日のメインディッシュ「みんぱく昆虫館」へ。
 
 天井には、虫モチーフの凧がゆらゆらおでむかえ。ムシ君からのご挨拶ボードにクスリ。まずは、ド〜ンと鮮やかな色の蝶の置物…ではなくて、これは棺桶なのだな。収蔵庫でこのシリーズをはじめてみたとき、「わ〜、かわいい」と近寄ったら「それ棺桶やで」と言われて固まってしまったっけ。こんな楽しげな棺桶を作る感覚って、あれかな、やたら凝った墓石作るのと同じ感覚かな。
 壁にはムシ仮面。蜘蛛の背に顔面の仮面は、ちょっと恐い。いや、蜘蛛好きの落語家、桂あやめさんなら大喜びか?でもって、ん?仮面ライダーのお面が混ざってるよ〜。も〜、好きよ、こういう遊び。
 「世界のハチとハチあわせ」は、人と蜂(蜂蜜)の関りを示す展示。ここで食への関心を盛り上げ、次の「ムシャムシャ食堂」へと誘うということか。ぎゃ〜、と言いつつ、座ってじっくりメニューをながめる。学生時代、発掘調査合宿の日誌に「蝉の調理法」を図入りで書いてくれた先輩が居たなぁ、と思い出す。食べたい!とまでは思えないが、イナゴのから揚げぐらいなら、食べられるかなぁ…。
 中央部分には、アボリジニの虫モチーフの木彫が並ぶ。お気に入りシリーズの一つ。立体イラスト、とでも言ったらいいのだろうか。シンプルにその形を捉えると同時に、愛嬌があるのだ。
 博物館の虫害展示には、勤務中のあれこれを思い出す。実際の作業風景の映像は、その撮影中の様子を想像して、一人笑い。
 蚊帳の展示、スプレー式殺虫剤の展示などをながめつつ、いよいよ最終コーナー「あなたのそばにコチニール」。…だから、タイトルが可笑しいですってば〜(笑)。
「マーブルチョコ、しばらく食べられへんようになるよ〜」と脅かされていたのだが、フムフムなるほど〜。へ〜。

 …あのぉ、家に帰ってきた私の鞄の中には、出掛ける時に無かったマーブルチョコがあるんですけどぉ。…かえって、そそられてしまったのでした。ムシャムシャ。