川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

自ら覚める

 過日、実家で片付けをしていた時(11/27の日記参照)に開いた、昔の「演劇ブック」。宮沢賢治特集の中に平田オリザさんのインタビューがあった。
 宮沢賢治との関わりは?「生まれたときにオリザと名付けられた時から」と言う答えに、その名を付けたオリザパパの風貌を思い出し、ちょっと笑う。

 さて、その中で宮沢賢治の「農民芸術概論」に触れて、オリザさんはこんな風に話している。

「演劇は、誰でも出来る。そのために、ワークショップを行っている。でも、プロになるにはものすごく深いものがある。」

 演劇、だけの話では無いよな。表現することは、誰もが出来るもの、楽しむもの。ただし、プロになると言うのはそこからもう一歩深みにはまっていくこと。と言って、そこに明確な線は、無い。そんなつもりもなくプロになっている人も居れば、そのつもりであがいても、なれない事だってある。そもそも、プロの定義はどこにある?
 …と、ここを突っ込みだすと、答えの出ない泥沼だな。人それぞれのプロの定義がある。ただ、確かなのは、一歩踏み込みこんでいること。かつて、P4のワークショップを受けたときに、オリザさんから自覚を促されたことを思い出す。
 
 今の自分はどうだ?もう一度、その自覚を確かめる。きゅっと気持ちを引き締める。


 で、取りあえず、朝の目覚めを何とかしよう。ちゃんと、しゃきっと自ら覚めなくては。ダラリンとしている場合ではな〜い!!