以前、ワークショップで一緒だった方が出演されている公演を見に行く。ウイングフィールドにて。
役者さん、うまいなぁ。安心して物語の世界に入っていける。
人の思いが絡み合ったりすれ違ったり、こうしていれば、ああだったら。誰もが心に抱えている思いは、抱えすぎると重くなっていく。ちゃんと吐き出したら、その荷物は降ろしなさい。
「傷はもう治っているんだよ。」と言うお父さんの言葉が沁みる。個人的な好みで言うと、ここの下りのお父さんの台詞が、ちょっと説明しすぎだったかな、と。そこの長い台詞でテーマめいたもの一気に語ってしまったようで…。
それ以外は、最近私が苛立つ「あれもこれも説明してあげる〜」と言うのがなくて、心地よい。
あと、あれだな。中途半端に大人である30代と20代の学生の微妙なジェネレーションギャップの捉え方が、良かったな。そこを、無理に解決したりしないところも。
全体として、非常に満足して帰れた公演なのでありました。行ってよかったな。