川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

詩ボク東京大会

ochamatsuri2007-03-25

 詩のボクシング東京大会である。予選落ちの私は、客席で見守る…などと暢気な事は言ってられない。今回は客席全員でジャッジなのだ。
 レフェリーもリングアナもタイムキーパーもゴング係も、その場で会場から選ぶと言う形なのは、「詩ボク丸ごと体験」と言う講座形式だから。ちょっと力の抜けた感じが、面白かった。
 でも、ジャッジをするのは大変。二人のうちどっちなのか。いつもなら無責任に「私はこっちやな〜。あ〜、ジャッジのあの人とは全然好みがあわへんわ〜」などと考えていればいいのだが、いや、もう、緊張するよ。最前列に陣取ってしまったから、赤青札を上げるとき、顔を上げられない、ボクサーの顔を見れない。絶対こっちだ!と思える時はいいけれど、いい勝負!と思った時は、ほんま、ギリギリまで迷う。で、そういう時に僅差だったりすると、胸が痛んだり…。
 でも、これが詩ボク、なんだよなぁ。判定する、と言う行為が入ることで、集中して詩を聴くことになる。一日に、全部で32編の詩をじっくり聴く。濃い〜一日となるのである。

 優勝したのは土屋君。準優勝は池上さん。池上さんとは、大阪の大会で何度も顔を合わせ、(それ以外にも、いろんな場面でご一緒したり遊んでもらったり…)一度は決勝戦で対決した仲。その池上さんが再び決勝のリングに上がっていることが、嬉しかったのだ。
 でも、決勝戦はね〜。ごめんなさい、土屋君に上げてしまいました。最後まで、自分の世界を見せてくれたから。彼の言葉は、す〜っとこっちの心に入ってきて、絵が見えるのだもの。そこは厳しくジャッジ、なのでした。
 …しかし、と言うことは、次の神奈川大会に再び池上さん登場なんだよなぁ。もう〜。
 池上さんだけではないな。今回の優勝者以外の参加者の多くが神奈川大会になだれ込んで来るのかと思うと、その一人の私としては、ライバルの手強さに、プレッシャーを感じるのでありました。やれやれ。(目指せ、予選突破!だわな。)

 大会終了後は、宴じゃ宴!予選本選参加者だけではなく、本選観戦者も加わって、大騒ぎ。長らくネット上でしかお会いしていなかった方ともようやく会えました。

 いやぁ、楽しい一日でありました。


*追記 
 盛り上がった気分で帰宅した酔っ払いは、相方が髪を切ったことに翌朝になるまで気が付かなかった大チョンボ。昨夜の、ちょっと拗ねるような目は、節穴の私の目に対する抗議であったか。ごめんなさ〜い。
 それにしても、近所とは言え、ちょっとお洒落気なあの美容院に、一人で行ったのか。へえ〜。ちょっと意外な冒険心。まだ迷っている弱気な私は、ちょいと頭の下がる思いなのである。