音が鳴らないようにしましょうね。いくら、電波入りにくいようにされていても、事故はあるものなのよ〜。え〜い、本番中に2度も鳴ったぞ。2度目は、下の席だったので、画面の明かりまで目に入っちまったぃ!
と、言うことで、昨日は日生劇場で「ジキル&ハイド」を観劇。久しぶりのミュージカル。昨日の観劇占いでは、「前の席に」と言う予想があったが、私の席は、グランドサークル(中2階)の一番前。目の前にあるのは、柵ですよん。
初めての日生劇場は、さすがの風格。古きよき時代を感じさせます。内装は、なんだかヘンゼルとグレーテル。派手な色を付けたら、フンデルト=ヴァッサー(大阪の、ど派手施設のデザイナーね)だ。しかし、途中入場者で扉が開くたびに、明るいのがなんとも。二重扉になってないのね。昔はそんな人がいるってことが想定外やったんやろ、とは相方の推測。だとするなら、開演中は、少しロビーの明かりを落とすとかすればいいのに…。グランドサークルのサイド席だったので、かなり気になりましたですよ。
以下、私見です。これから本番を観る人は、スルーして下さい。
やっぱり、翻訳物ミュージカルは、ちょいと苦手。どうにもメロディーと歌詞があってない気がして。実は、音楽と芝居で内容は何となくわかったりするのだが、なまじ日本語で聞き取れるだけに、違和感を感じるのだな。始まってしばらく、音楽の方が大きすぎて、声が聞こえ難かったことも、入りきれなかった原因かもしれないけれど。
で、セットと照明が好きになれなかったのよ。次々と場面が変わるのだが、その転換がねぇ。すばやくスムーズにってことなのかな〜。何だかおもちゃっぽくて。袖からシューっと走り出てくる机、とか。いかにも仕掛け仕掛けしていて。照明も、疑問。何だろう、重厚な芝居を目指しているようで、セットと照明が軽い印象。ついつい、走り回るスタッフに目が行ってしまった。あ、今投げ出したノートはどうするんだ?セットが動き出した!瞬間、わずかに影になった空間を、すたたたっ!と走っていく人影。あんたは忍者か?と突っ込んでしまった。
役者?鈴木蘭々さんってどうなの?と思っていたけど、意外に良かったのでした。そりゃ、マルシアさんの迫力の前では厳しい部分もあったけれど、思っていたよりちゃんと歌って芝居をしていらしたのですね。マルシアさんは、悲劇の直前の、はしゃいでいるシーンが、ほんと可愛くて。こんな愛らしい方だったのですね。その後に悲劇が見えているだけに、この芝居で一番ドキドキしたシーンでした。
あ、主役ですか?ちょいとお疲れだったのかしら?だから、今回でファイナルなのかなぁ。二重人格で瞬時に切り替わるところ、もっとキレのある芝居を期待していただけに、照明で変に煽っているのも私にはマイナスでございました。
あの、あのね、これ、言ってもいいですか?
江守徹さんに見えて仕方が無かったんですけど〜〜〜。