川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

親切、危うく…

 今日、買い物の帰り、道を尋ねている女性と説明している男性の横を通りかかった。「○○と言うスーパーの方に行って」と言う会話が聞こえる。そこからだと、駅の反対側にあるスーパー。口で説明するのはちょっと大変。私は、今からそこに行こうとしている。

 「○○やったら、一緒に行きましょか?今から行くから」

 つい、声をかけてしまう。どうやら、そこを目印に、税務署の方に行きたかったらしい。うん、そこなら判る。
 と思ったら、

 「じゃぁ、一緒に乗ってください。」


 え、えぇ?!

 ・・・く、車なんですか。旦那さんらしき男性が運転席で待ってらっしゃる。あ〜、大丈夫やろか。この辺りは、古い町だけに、道が入り組んでいる。歩くのと車とでは、まったくルートが違うのだ。
 しかし、え〜い、乗りかかった船、いや、車だ。行きましょう!
 
 「どちらから、いらしたんですか?」


 「ベトナムです。」



 あ、いや、もちろん、最初に言葉を交わした時点で、日本の方ではないことは判っていた。そこまで鈍くは無い。女性の方はしっかり日本語が判るようだったので、車でのルートには少し不安がある旨は伝える。
 で、予想通り、「あ、今のところ曲がるべきやったんやぁ。」Uターンのひと騒動。でも、何とかそれだけで、無事に目的地が見えてくる。スーパーの近くで私は下車。その先の説明をして、手を振って分かれる。

 やれやれ、危うく、小さな親切が大迷惑になるところやった。無事に案内できてひと安心。

 新しい土地での新しい暮らし。良き日々でありますように。