川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

音景色

 今の住まいは、近くに大きな公園があるので鳥や虫の声がよく聴こえる。聴こえないのは蛙の声。田んぼは無いからなぁ。あるのは畑。
 生息範囲が広がって来ていると言われるクマゼミは、この辺りではどうなのか。今のところ聴こえない。去年の大阪では、会話が出来なくなるほどの大音量やったなぁ。
 
 夕方になると、ヒグラシが鳴き始める。カナカナカナと言うあの声は、何故か切ない。夕暮れの光の所為もあるのだろうけれど、風景が遠くなる様な気がする。いつまでも、その時間の中に、たゆたっていたくなる。
 こんな時は、さねよしいさ子さんの『夏の夕暮れ』を思い出す。「哀しい予感がする」と言うフレーズがあるのだが、実は、吉本ばななさんの『哀しい予感』は、いさ子さんのこの曲からイメージを得たものだそうな。

 そういえば、CDはどこだっけ?引越し荷物の段ボール箱に入ったままやな。窓を開けて聴こえる音が楽しいので、音楽をかける気にならんのだな。
 
 あ、どこかでお祭りやってる。太鼓の音。大阪ではもうすぐ天神さんやね。帰れないなぁ。せめて、鱧を買って食すか。輸入物ではなく、関西物を売っている魚屋さんがあったしな。今年は、うちの両親と妹は、船渡御の船に乗るらしい。ちょっと羨ましい。我が母校の船。来年、申し込んでみるか?ちょいとお高いけれど。

 せめて、西に向かって大阪締めと行きますか。
「打ーちましょ パンパン もひとつせぇ パンパン いおうて(祝うて)三度 パパンパ」