川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

イイノで詩ボク!

 未来日記でお知らせしていた詩ボク全国大会。現実が追いついたので、書き直し。

 ・・・ということで・・・

 詩のボクシング全国大会の観戦へ。 場所は、東京のイイノホールである。

 初めて、客席での観戦。今回の敗者復活戦は、客席に来ている詩ボクサー(詩のボクシングに挑戦した事がある人)から抽選で選ぶと言うことで、ロビーで抽選番号を配る楠コミッショナーの周りに、わらわらと、全国のボクサーが集まる。どうやって確認するのかと思ったら、なるほど、コミッショナー自らが顔を確認して配るわけね。これで「誰?どこの大会?」とか言われたら、ショックだわな。
 私の番号は、「10番」。さて、どうなりますかと、どきどきしながら着席。

 大正琴を弾きながらの山崎バニラさんの口上で開幕。小学生の詩のボクシングのデモンストレーション。そして、敗者復活戦。抽選で選ばれた二人のうち一人は、大阪大会で何度もご一緒している華奴さん!自分が当たらなかったのは残念やったけど、「やった、やった、華奴さんや!」と同行者を掴んで興奮状態。いやはや。
 結果は残念ながら。観客挙手は、ええ勝負やと思ったんやけどなぁ。僅差で松永天馬さんが選出される。

 さて、ここから全国大会がスタートである。
 と、細かいレポートはそのうち、あの人とかこの人とかが書いてくれるだろう。
 全体として、面白い大会でありました。ジャッジのバランスが良かったのではないかな、と思った。詩ボクは対戦と言う形を取ることで、普段、詩を読んだり聴いたりする事が無い人に、詩を楽しんでもらうイベントだと私は思っている。だから、ジャッジの判定があまり偏っていると、楽しくない。まぁ、このあたりは主催側も蓋を開けてみないと判らない所ではあるのだろうけれど。
 加賀美幸子アナウンサーが入っている辺りが、いいなぁ。ルー大柴さんと加賀美さんと山崎バニラさんが並んだ辺りで、もうワクワクしてしまった。加賀美さんのお声はほんまに素敵。すーっと、こっちの心に落ちてくる。渋くて華のある声。惚れ惚れ。

 優勝したのは神奈川代表の晴居彗星さん。神奈川大会では、いまひとつ好きになれなかったのだけど、同じ内容で今回は好感が持てたのは、何でかなぁ。間違いなくこのパターンでここに落ちると判る安心感か?
 準優勝は香川代表こうっし〜さん。かつて、全国大会でご一緒した方。日常の中から生み出される詩は、やっぱり魅力的。「チーム夫からの戦力外通告」には「え?え?」と同行者とひと騒ぎでありました。
 
 ま、そのうちTV放映があるでしょうから、皆様ご覧下さい。

 今更私が言うまでもないという気もするけれど、洪美怜さんは注目!ですね。
 個人的には静かに母性本能をくすぐる土屋さん、あの内容は放送できるんですか?晴旗さん、新米パパが愛らしい庄司さん、そして人生を重ねた方の魅力溢れる木村さんに吉田さん。あ〜、あかん、全員のお名前を上げたくなりますが、きりが無いのでこの辺で。

 さて、試合が終れば打ち上げ。出場選手はもちろん正式打ち上げだが、客席の有志も勝手に打ち上げをやっているわけだ。詩ボクにご縁のあった人たち、30名ばかりの打ち上げ会場はえらいことになっていた。小笠原さんだ、きいこさんだ、華奴さんだ、池上さんだ、でもって私だ!わ〜い、大阪常連が雁首そろえております!・・・っていうか、歴代大阪チャンピオンがそろってる(居ないのは初代だけね。)。なんだこりゃ。東京大会、横浜大会も挑戦したお陰で、関東のボクサーさんとも繋がりが出来てきたのが嬉しい。出場した全国大会でお世話になったNASP' Eさんと再会!八木さんとも再会!GOKUさんにはお菓子をいただきました!そしてそして、林木林さん!私が出たときのチャンピオン!お茶祭り企画『ヨル♪宮沢賢治』に欠かせない『私の来世』の作者でいらっしゃいますよ。しばしお話。年内に詩集が出るそうなので、楽しみ楽しみ。お忙しいとは思いますが、是非是非、ゆっくりお茶でもいたしましょうね。

 正式打ち上げ後のボクサー達も合流し、もう何がなんだかの集団は、居酒屋を後にして、ゾロゾロと日比谷公園へ。良く言えば同好の志が集まって放吟、悪く言えば無届集会。街灯のもとで、次々と詩を読んでいく。何を読もうかなぁとちょっと悩んだが、夜の公園がとても心地よかったので、やっぱりこれだな。「夜の恋人達」。近所の公園から恋人達の逢瀬の声が聞こえてくる、と言うもの。 
 
 そんなこんなで宴の夜は楽しく過ぎて、そろそろ引き上げ。多くの皆様は、同じ宿に雪崩れ込み、ねっとり振り返り合宿だそうな。熱心やなぁと言うか、元気やなぁ。私は・・・睡眠は大事です。明日を楽しむために、自分の体力鑑みて、無茶はしません帰ります。このうちの何人かとは、明日も会うのだよなぁと思いながら別れを惜しむのでありました。


 ちなみに、優勝トロフィーは今回もヤノベケンジさんの作品。あ〜、かわいい!今回は全身像ですか。いいなぁいいなぁ。
 そう、私が詩ボクに挑戦している理由の一つがこの‘ヤノベケンジさん製作’のトロフィーなのですよ!