川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

詩を読む夜

 原宿JET ROBOTへ行きました。

「JET POET Vol.20 」〜即興の音楽と詩の朗読の宴〜

 今回は、SignPoetry(手話〜Signで表現される詩)とPoetryReading(声〜Voiceで編み出される詩)と即興音楽のコラボレーションとのこと。SignPoemは前回、少し拝見していたので、楽しみ〜な気持ちと、自分がちゃんと受け取ることが出来るのかなと言う思いで出かける。

 到着すると、おぉ盛況。ここに来るのはこれで3度目。なので、笑顔で迎えてくれる知り人が居て、ほっとする。一方で、知らない人がいっぱ〜い。人見知りがちな私は、つい、知った人のそばに擦り寄ってしまう。

 SignPoemは、テーブルにテキストのコピーは置かれているのだが、まずはSignそのものを味わってみようと思う。(手話は、高校生の頃に本を買って勉強しようとした頃があるけれど、ものの見事に挫折したっけ。)声を使わないと言う意味ではマイムに通じるものがあるけれど、マイムはストーリー。SignPoemは、やっぱり言葉なんだなぁと思う。その手から紡ぎ出される言葉、光景が、確かに見えてくる、感じられる。テキストを後から読ませてもらい、あぁ、やっぱりそう言う詩だったんだと思う。なんだか、嬉しくなる。
 と言うことを紙に書いていたのだけれど、ご本人にお渡しできないままだったのが、ちょっと残念。

 後半はオープンマイク。ここしばらく頭の中で転がし続けていた言葉を、ここで読むために、ようやっと文字化。ネタおろし。実際に人を前にして読むことで、あ、これは違うわ、とその場で修正して行く作業は、ちょっとスリリング。詩ボクと違ってMCを入れられるのも楽しい。
 今回読んだのは『かぐや』。20代では書けなかっただろうなぁ。30代の女の痛み。でも、それを痛々しく表したくないと試行錯誤していたので、笑ってもらえてひと安心。男性や、若い女性には、どう聞こえたのかしらん。

 そして反省。基本的に、ライブの場では文字テキストは出さないのだけれど、そうか、SignPoemの場と言う事は、聞こえない方もいらっしゃるわけで、コピーを用意した方が良かったのですね。次の機会にはちゃんと考えよう。

 もともと詩ボク繋がりで足を運ぶようになった場だけれど、常連の方で芝居関係の方がいるよと言う話は聞いていた。で、実はこの方とは長年の友人を間に挟んで繋がっていると言う・・・。今回、ようやくお会いできてご挨拶。ちょいと嬉しい夜でありました。