川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

音楽劇観劇

 青年座へ。『帰り花』を観劇。2劇の大先輩、霜康司氏の文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作受賞作が上演されたのである。幕末、長州の吉田松陰とその教え子達の物語。音楽劇だよ、ジャズの生演奏だよ、主演は大浦みずきさんだよ。
 
 以下、ネタバレの可能性あり。これからご観劇の方は、ご注意下さい。




 初めてやって来た青年座劇場。この小さな空間でタカラジェンヌの生歌である。いや、もう、さすが宝塚。歌声の伸び方響き方が気持ちよい。一方で、岩崎良美さんの柔らかい可憐な歌声。役者さんの、ちょっとラフな歌い上げっぷり。これをひとつの舞台にするんだもの。大変だろうなぁ、でも楽しいだろうなぁと思う。
 幕末、なので華やかな衣装はほとんど出てこないけれど、アクセントの効いた着物が好みである。舞台間近で立ち回りを観ると、うらやましくなる。いっぺんやってみたい、時代劇マニアである。・・・○○肩では、刀を振り上げられません・・・
 ともすれば、恥ずかしくなったりお説教臭くなりそうな内容が、音楽劇になることで、心地よい青春群像になっている。
 台本で読んだ時に、想像していたこと、想像しきれなかったこと、「あ〜なるほどね。」と楽しんだのでありました。


 終演後、劇場前にたまる2劇関係者。さて、どこに行きましょうか。「東京はわからん!」な人間ばかり。とりあえず、ぞろぞろと新宿へ。そして、宴は・・・・