川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

 今日は、父のお祝いの会。これが帰阪の本来の目的。集まる方々を考えると、場違いなんじゃないの?と不安にもなったのだが、色んな方の祝辞を聞いているうちに、父が何故、今回は家族も参加を、と言ってくれたのかが判った気がする。
 これは、父一人の事ではないのだ。同じ仕事をしてきた人たち、支えてくれた人たち、これからその仕事をしていく人たちのためのものでもあったのだ。そして、父の教育者としての面を再認識した。そのことをどれだけ大切にしてきたかと言うこと。
 幼い時には判らなかった、父の姿。過酷な仕事ゆえ、父と触れ合うことがあまり無いまま育ち、そのことに随分拗ねて育ったけれど、それは父にとってもつらい部分ではあったのだと、今にして思う。そして、父親が居ないと拗ねていたわりに、しっかり父の背中を見ていたのだなと。最近、芝居屋として考えてること、興味を持っていること、それは子供が居ないからだと思っていたのだが、その根っこに、父の姿がある事を認識。私、あの人の娘なんやね。
 まぁ、あまりに立派過ぎて、今でも気後れする事はあるし、めいっぱいコンプレックスは抱えてるのだが。何をやってもかないませんもの。同じ道を選んでいたら、苦労しただろうなぁと妹。気持ちは判る。でも、一人くらいそうなって欲しかったんだろうな。私があの中学に進学した段階で、期待はしていたのだとは思うのだが、こっちにその気が無くて申し訳無い。でも、そのことでプレッシャーをかけたり進路変更を迫ったりされた事が無かったことには、感謝。

 と、そんなことをしみじみ考えて自宅に戻る。明日はフォーラム・シアターである。