川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

羊と小鳩とイカナゴと

 まずは、阿佐ヶ谷のひつじ座へ。
 阿佐ヶ谷。それは、中杉通りで思い出の地につながる場所。十年前の役者修行の際に暮らした地に繋がる。と言うか、自転車で中杉通りは何度も走ったっけ。道路標識の矢印の先に書かれた鷺宮と言う文字にしばし感慨。
 
 ひつじ座では東西詩人対決「合戦!」なるイベントが行われる。
 ひつじ座の前にSザワさん。まずここで、旧交を温める。会場に入ったところにI上さんがいてほっとする。楽屋は乙女たちが着付け中。しばし待機の後、お邪魔します〜。
 差し入れは、和物がコンセプトになっている事に合わせ、和菓子。豊島屋(鳩サブレーのお店ね)の「小鳩豆楽」と思っていたのだが、お店でよくよく見れば、合戦にふさわしき物を見つけた。「源平巻」。方針変更!でも、豆楽も可愛いので、ちょこっと付けておく。
 楽屋は、麗しの女武者達で、立て込んでいても華やかな空気。殿方ではこうはなりませんな。乙女な空気をいただき、ここでも旧交を温める。
 I上さんからは、恒例の「いかなごの釘煮」をいただく。これこれ、これが目当てでここに来たのよ。と言いたくなってしまう。ありがとう。確か、去年は詩ボク東京大会の時にいただいたのよね。お母上にも、感謝。
 ではでは、とひつじ座を後にする。駅に向かう途中で、観戦に向かうAしゅりんさんご一行に遭遇。すれ違いながら旧交を温める。

 しかし、夕方の空気は花冷え。心は温まれど、身体は冷える。移動が多いので軽めの服装だったのが敗因。駅のトイレに駆け込む。おかげで予定の電車を逃す。遅刻メールを送りつつ、曳舟に向かう。途中、電車は隅田川を越えていく。墨堤の桜並木を堪能。ちょっぴり得した気分。ひつじ座に寄ってなければ、このルートを通ることは無かったのだもの。