池袋にて、takさん主宰のPoe-Tri。
ライブで詠むときは、テーマが大事と思う私。ということで、今回はわかりやすく「夏」。
季節感のある詩へのこだわりは以前からあるのだが、苦手な季節の所為か、夏の詩が少ないなぁと、と思っていた。が、あら?最近、夏の詩も書いているわ。それらをこの機会にご披露してしまおうと言うこと。可愛いのから怪談調のまで、あれこれ夏をそろえて持ち込むことに。
こうなると、やはり衣装は浴衣でございます。着てしまえば良いのだけど、着付けている最中が暑いのだよな。帯をぐぐっと締めるときに、汗だくになってしまう。ふぅ。鼻緒ズレと冷房対策で、足袋を履いて。下駄は、白木。うん、塗りよりこっちが好みだな、私は。
会場では既に、あっぷるぽえむすさん(・・・たそがれ龍生さん&まじょまきさんのユニット)がリハ中。あら、まじょまきさんはアオザイですか。しばし、民族衣装やら民族楽器やらの話題で盛り上がる。
あれやこれやで、Poe-Triスタート。
まずは、秩父からお越しの、落合朱美さんのやさしい声が場を作る。続くBJだいちさんの渋い声。
いい感じに場が出来たところで私。う〜ん、なんと言う贅沢。ありがとうございます。個人的には、口琴を使えたのが嬉しかったのだ。以前にも、挨拶代わりにちょこっと、と言うのはしたことがあるのだが、何とか詩に取り込めないかと思っていたのだ。口琴を、琵琶の音に見立てて平家物語。詩ボクでは出来ないから、こういうのも、また楽し。
休憩を挟んで、森あつしさんの似顔絵ショー。お店の方を描いて腕前披露(・・・腕前疲労と言う変換はないだろう、マイPC・・・)。続いて、即興詩ならぬ、即興絵描き。会場からお題をいただき、5分以内で描き上げるとのこと。「何かお題を。」何でも挑戦しますよ、と言う森さんに、BJだいちさんが手を挙げる。
「相対性理論で。」
・・・そ、相対性理論って、あなた・・・。そして、受けて立つ森さん、おだやか〜な風貌だが、中は熱い人だ。ぼやきつつ、喋りつつ、でも筆は止まらない。うむむ、描いたよ、描いてしまったよ。5分どころか、3分以内で終わってる。お見事。出来た絵は、お題提出者に進呈。お、いずれ、武甲書店に飾られるのかしら?さらに、お題即興で2作品。その後は、今日の出演者5人(武甲書店夫妻は秩父まで帰られるので、退出)を前に、即興似顔絵。全員分を5分以内(3分だった?)で描いてくださいました。とても楽しいショータイムでありました。
後半は、あっぷるぽえむすのお二人が、会場を賑やかにかき回し、次は大村浩一さん。会場入りが遅れた理由は、あ、そういうことでしたか(笑)。カバンの中のポエム王子の衣装、ちょっと見たかったなぁ。いや、また、機会はあるでしょうが。締めはtakさん。小生意気な子トカゲの話。朝の光の中での、ほんのひとコマの出来事が鮮やか。好きだなぁ。
前回聞いて、気に入って下さったと言う方とご挨拶。今回は私の出演時間には間に合わなかったそうで、それをものすごく残念がって下さっているのが、ありがたい。お店の方ともお話。楽しんでいただけたようで、使わせていただいた身として、これも嬉しいこと。
浴衣・下駄履きは、ダッシュが利かない。終電逃すとまずいので、ではでは皆様ごきげんよう、と退出。なんで平日のこの時間でも込んでいるんだ東海道線。むぎゅぎゅ〜。
我が家のすぐ傍のアパートの前を通りかかったら、テレビのニュースらしき声が聞こえる。「震度六強の地震が・・・」。何?何?慣れない下駄履きで坂道を上ってたから、気が付かなかったよ。相方が心配して携帯に電話してくれてたことにも気が付かなかったよ。いやはや。
・・・ニュースを見守る相方。いや、それも大事だが、早く寝て下さい。明日は大阪日帰り出張。6時半に家を出るんでしょ。
・・・ついでに、若くて可愛い女子大生と、デートをしてくるらしい・・・
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Poe-Tri Vol.2 〜 One Step Further 〜
【日時】7月23日(水)開場・PM8:00 / 開演・PM8:30
【会場】ライヴ&スペース 3-tri*池袋駅東口から徒歩3分。
【料金】¥1500+1ドリンク
【出演】大村浩一 /BJだいち/ 落合朱美/ あっぷるぽえむす /tak /川島むー
以上、リーディングパフォーマー6組7名に加え、スペシャルゲスト開運似顔絵師・森あつしさんをお招きし、即興ペインティングショー。