〜11/23の続き〜
実は、「鎌倉方面に行こう、取りあえずは円覚寺」としか決めていなかった日曜の朝、『日曜美術館』で鎌倉大谷美術館を紹介していた。あら、デュフィの作品があるのね。音楽をモチーフにした一連の作品にはまった時期がある。よし、これを見に行こうと思い立ったのだ。と言う訳で、円覚寺の後は、北鎌倉駅から鎌倉駅に向かう。
駅を降りると、江ノ電のホームはえらいことになっていた。中に入れず、改札の外まで人が並び・・・。江ノ電散歩計画を立てなくて、正解だったよこれ。
大仏さんの方へ行く人を横目に、美術館へ。目印の小学校は、歴史に満ち溢れた学校。趣があります。校名看板は虚子によるものだそうな。
目的の美術館は、ニューオータニの会長だった方の別邸を美術館としたもの。一瞬、どこから入るの?と思ってしまった。邸宅の玄関の扉をガチャリと開けて入るのだ。「ごめんください」と言ってしまいそう。ゆったりとしたお部屋にゆったりと飾られた絵を拝見させていただく、と言う感じ。
メインはデュフィの「黄色いコンソール」。なんと、描かれている、デュフィのアトリエにあった飾り机・コンソールが一緒に展示されているのだ。本物の黄色いコンソールの上に、描かれた黄色いコンソール。絵の中にもコンソールの上に額が見えていて、なんとも、不思議な気分。
少し歩きつかれたので、しばしテラスでぼ〜っとして、絵葉書などを求めて美術館を離れる。
さて、どうしよう、行ってみようか。実は、材木座方面に気になるパン屋さんがあある。かつて和歌山の山の中でやっていたパン屋さんが、なぜか鎌倉の海近くにお引越し。しかし、時刻は夕方近い。ちょっと距離があるし。
ま、とにかく行ってみよう。海に沈む夕陽も見たいし。