図書館に行ってきた。頼んでいた絵本が届いたと言うことで。
『いたずらうさぎのぼうけん』
子供の頃、家にあった絵本や児童小説。その多くは、大人になったある時期に、処分されてしまった。これだけは、と手元に残したのは『八郎』『もちもちの木』『おしいれの冒険』『リスのゲルランゲ』『モモちゃんシリーズ』『名作全集』・・・。
で、手放してしまった絵本が、妙に懐かしくなる。印象に残っている作品の多くが、今も出版されているのは嬉しい。去年実習で行った小学校で『おたまじゃくしの101ちゃん』や『大きなおいも』が現役である事に、どれだけワクワクしたか。
そんな中で、なぜか、ぼんやりと意識の中にあって、はっきり思い出せないのに気になっていたのが『いたずらうさぎの〜』だった。去年、姉と話していた時にもこの絵本の事が話題になった。
「『てぶくろ』の隣に立ててたよね。」「タイトルなんだったっけ。」「うさぎが主人公。」「動物が出てきた。」「とだなに閉じ込められて無かった?」「タール人形!」
断片は思い出すのだが、全体像が浮かばない。本屋さんに行っても見つからない。ある日、思い立って、検索をかける。絵本、うさぎ、タール人形などをキーワードに。
・・・あったよ。
同じ様に思って質問サイトに書いている人が居たのだ。回答者の♪チャララ チャララ するかい やるかい やれるかい♪と言うフレーズに、それだ!
しかし、どうやら絶版。
さて、地元の図書館にあるかなぁ〜。
・・・無い。
横浜市内の他の図書館にあるかなぁ〜。
・・・無い。
神奈川県立ならあるかなぁ〜。
・・・あったよ。
あった〜!あったよ〜!!
と言うことで、地元図書館に出向いて県立からの取り寄せを依頼。めでたく手にいたしました。
へ〜、とだなの絵の印象があったけど、あれは表紙じゃなかったのか。うさぎ、悪い奴だなぁ。うむむ。
お話は、みんなで掘った井戸の水、井戸掘りをやらなかったうさぎには飲む権利は無い。でも、面白い歌を歌って、見張りの動物をうまく追い払って水を飲んでしまう。動物達はタール人形を作って見張りに立てる。動かないタール人形に怒ったうさぎがげんこつをくらわせると、くっついてしまった。手も足も頭もくっついてしまって・・・
20数年ぶりの再会。インターネットよ、ありがとう。ネットが無かったら、今頃、探偵局に依頼のお葉書だわ。・・・どの探偵さんが来てくれただろう、などと勝手に妄想・・・