川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

台風一過、公演一過

ochamatsuri2012-10-01

 私のテキストカバー。ライブで詩を入れるのもこれ。公演の時は使うとは限らないのだけれど、今回はこれだなぁと思う。青い星は、今年の小松で出会ったおすみちゃんの切り絵。黄色に青は、好きな取り合わせ。
 これがしっかり見えるように、舞台に置いた状態でお客様をお迎えしておりました。そこに向かって歩んでいく、そんなオープニング。

 と言う事で…
 
 今日は一日ふ抜けております。

 …いや、まぁ、洗濯もしたし、宅急便も受け取ったし、それなりに動いているけど…

 昨夜は打ち上げも無しでとにかく戸塚に戻り、やっぱりお腹がすいた、とラーメンを食べに行く。
 舌など、口の中を火傷しやすい性質なので、本番前はラーメンは避けてます。なので、久しぶりに食べたくなったのでした。さすがに早じまいのお店が多く、閑散とした街。でも、ラーメン屋さんは開いてました。選択肢少ないからか、お客さんも次々と。
 風がとにかくきつくて、大荷物では大変。ここはタクシーで帰宅。

 このあたりから、あ〜やばいな、と言う精神状態。理由は、まぁ、色々。号泣。何やってんだか。

 今朝は、絶対お寝坊は出来ない。プラゴミの山〜。出し損ね2回+大阪公演で不在。ってことは、一か月分のプラゴミがたまっている訳で…ああ、無事に出せて良かったよ。

 で、ふ抜けておる。

 まぁ、ねぇ、きつい話ではあったから。で、その、殺す側と殺される側をやっていた訳で、ちょっと、まだ、抜けきってません。

 観た人にしか通じにくい話で申し訳ないが…。

 大阪公演は空間が開放的だったので、あのラストでの悲劇が、広い世界の中で景色の中にまぎれていく。そんな感覚があったのだけど、東京公演の場は、照明がしっかり入ったこともあってか、そこに置き去りにされたような、世界から切り離されてしまったような、そんな感覚が残ったのだ。で、まだ自分の中に、重い物が残っている。

 これは、自分の中でだけの設定だったのだけど、オープニングでのラブレターの詩、あれは狐が書いているのだな。大好きな彼女に向けて。透かし入りの香りのついた便箋に、美しい模様の入った舶来の万年筆で。でも、実際には、忘れられていた子供の帳面と、捨てられていた安物の万年筆。幻の恋文。さと子さんの弾く「星めぐりのうた」を聴きながら、そんな設定を作ってから舞台に出てました。もちろん、そこにあるのは満天の星空。

 3年前の公演との明らかな変化は、この狐への思い。多分、前回は土神に対しての思いの方が強かった気がする。もちろん、前の時も狐の孤独への思いはあったのだけど、なんだろう、描かれていない狐の物語が次々と湧いてきて…そういう意味では、今回の方が、両者のバランスが良かったのだろうと思う。その分、自分の中に残っているものが重いのだな。

 しかし、明日からは平家物語の稽古に復帰ですよ〜。y0sukaの稽古も始まるし。また、新たな芝居作り、役作りでございます。


 観て下さった、ありがとうございます。感想とか、どこかで書いていただけると、ありがたいです。結局、口コミが頼りです。良くも悪くも、見て下さった方の言葉が無いと、新たな方に見ていただくことが出来ないのです。よろしくお願いいたします。