川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

走る子黙る子

 親子向けワークショップ、演劇&コミュニケーション講座でした。
http://blog.goo.ne.jp/skip-saginuma/e/683e74cba48564bf75865938c3e8b4a5

 走り回る子供もいれば、ひっこんでしまう子供も居る。無理強いではなく、どう主体的に参加してもらうかが難しいところ。
 子供の出したアイデア、小さくささやいた言葉、ふざけた思い付きであっても、それをちゃんと拾っていきたいと思うのだけど、さて、どこまで出来たかな。

 始まりに、落ち着いてもらうために、少し読み聞かせ。何にしようかなと何冊か用意していたのだが、子供達を見ているうちに、これだなと思う。

 エロ男爵こと、さわむらいっきさんの心温まる絵本「たねぽっくる」。最近のお気に入りですわ。

 ちょっと絵本の枠からはみ出たところと、「パパとママには内緒だよ」と言うフレーズが出てくるのが良いです。

 お、なんか、一生懸命聴いてる。

 よしよしと、本題のワークへ。プログラム作成は表現教育仲間の嶽本さん。彼女が主導するのをサポートしていきます。
 おっとぉ、読み聞かせでは落ち着いていた子供たちだが、走り回ってじゃれあってる子が何人か居るなぁ。まぁ、予想の範囲内ではあるのだが。
 体をほぐし、ストップ&ゴーで体を動かし、シェルチェンジ。これ、初めてやった。なんか、楽しい。
 ナイフとフォークから人数増やして、グループでの表現。つるんでふざけてばっかりの男子にてこずりつつ、みんなで桃太郎。
 同じ子ばかりが、やるやる〜と出てくるのは、止む無しか。その気持ちも大事。でも、他の子にもトライしてもらいたい。いや、この場合、大人にも、もうちょっと出てもらいたかったな。「積極的な子に」と望むなら、親がそういうところ見せて欲しかったなぁ。ん〜、だから、どうすれば、親も動かせるのかな。親子ワークショップは、親を動かすこともしっかり考えないといかんのだなと実感。「人がやってくれる」と言うのは、実は大人こそが取ってる態度なんだよね。

 大人向けに、軽くイエス&ノーをやって、締めは、ひとり語り芝居「蜘蛛の糸」。

 楽器の説明、お話の説明(登場人物、地獄、極楽)をしてから、実演へ。

 おっと、やんちゃしてた子達も、ぐっと集中して見ているぞ。気をよくして、いつもより余計に蜘蛛の糸をよじ上りそうになりました。足の負傷で糸を上るマイムが心配だったけど、ドクターからも大丈夫と言って貰えたので、安心してやれました。

 実は、ワークの時間が少しオーバーしてしまったので、語り芝居を見ずに帰らないといけない子が居たのでした。その子はパントマイムを楽しみにしていたとの事。そ、それは大変!
 と言う事で、お部屋から出る準備をしている子に、目の前でパントマイムサービス。目を輝かせて喜んでくれました。がっかりな気持ちを持って帰らずに済んでいれば、良いのだけれど。