気が付けば、12月も半ば…って、まずい、カレンダー。
手帳は1月分まで付いてたりするけど、カレンダーにそんな親切心は無いのだ。
今年のは、くるねこ大和さんのイラストカレンダーだった。東北をテーマにしたもの。さて、来年のは…。ん〜、なんか、近所で売られているカレンダーには、復興支援になりそうなのが無いわ。
基本的に、買い物は現物を手に取って確認したい質だが、こういう時は、ネットかな。お、良さげなのがあるではないか。サイズも良さそう。書き込み出来るタイプだ。
と言う事で、カレンダー決定。
「暦は約束だった。泰平の世における無言の誓いと言ってよかった。。‘明日も生きている’‘明日もこの世はある’天地において為政者が、人と人とが、暗黙のうちに交わすそうした約束が暦なのだ。この国の人々が暦を好きなのは、暦を好きでいられる自分に何より安心するからかもしれない。」
今、読んでいる『天地明察』(冲方丁 角川文庫)の一節。カレンダーを、手帳を、広げて、あれこれ先の事を考え、書き込み、予定を立てられることが、どれほど幸せな事なのか。この、今のタイミングでこの小説を読んでいることに、なんだか驚いてしまうのでした。読みながら、選挙の事も考えてしまいます。
ちなみに、三陸の民俗芸能の写真カレンダーです。好みのテーマと言うのもポイント。
http://www.denden-iwate.com/SHOP/fukkou_calendar.html
ふと新聞を見ると、これまたタイミング良く、東日本大震災からの地域コミュニティや文化復興を考えるシンポジウム「地域の再生 文化の継承」と言うののまとめが載っている。釜石市の門外不出の神事である太神楽が披露されたとか。え〜、そんなのいつあったの?と思ったら、大阪か。パネリストに荒俣氏がいる。そして、みんぱくの吉田先生。コーディネーターは、みんぱくの日高先生。
ああ、なんと懐かしく楽しそうな顔ぶれ。
荒俣氏と吉田先生の対談、災害記憶の継承装置としての祭り、と言う話が心に響く。そう言えば、今住む戸塚のお祭りも、コロリ(コレラ)の流行を伝えているとも言えなくもないか。
なんだか、色々、繋がりました。