川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

詩ボクへの思い

 チーム・ガラパゴスの3人の言葉を読みつつ、詩のボクシングに初めて挑戦した時を思い出す。
 アトピーの悪化で、もう芝居は出来ないのではないかと凹んでいた日々。いや、ほんま、かなり追い詰められていて。そこから立ち直れたのは、詩ボクとの出会いが大きいのです。ひとりでやれること、今まで培ってきたものを生かせるもの、でした。
 初挑戦は大阪大会での2回戦落ち。でも、審査員の方からベストマッチの言葉をいただき、芝居とは違う手ごたえを感じ、翌年は、まさかの大阪チャンピオン。
 それを力に、お茶祭り企画の旗揚げ。自分の形で芝居をやって行こうと決めたのでした。

 関東に越して来て、どこから手を付けていいか判らなかった時に、神奈川大会に出場。それが、その後のこっちでのライブ活動に繋がっているわけです。 結局、そこで出会った人達と芝居でも繋がっていたりとご縁の糸はぐるぐるしていたし。

 なんか、ね、詩ボクが無かったら、今の私は何やっていたんでしょうね。20代で一度手放した詩に向かい合う事も無く、受賞などと言う晴れがましい事も無く……ん〜。

 だから、詩ボクには感謝している。このワクワクする場に、もっとたくさんの人が集って欲しいと思っている。いるんだけど……今の状態はどうなんだろう。イベントが多すぎる首都圏とそれ以外でも、また様子は違うのだろうかと思うのですが。

 言葉に誠実に向かう、耳を傾ける場。でも、そこにジャッジと言う要素を加えたゲーム性。面白い仕掛けだと思うんだけどなぁ。人の言葉に何時間も集中して耳を傾けるって、なかなか無いよ。協会は、どうしたいんだろう。どこに向かいたいんだろう。
 もう、ね、全国詩ボク会議でもしませんか?とか思ってしまうよ。協会がどうしたいのか、参加者はどう思っているのか、問題点はなんなのか。協会、朗読ボクサー、地方大会運営者が一堂に会して、ぶっちゃけるみたいな場が、いるんじゃないか。続けて行くのならば。