隠岐の海に出会わないかしらと、ミーハー心を抱えて、今日も両国
台本稽古の前に、ちょっとした小道具を使ってやったことがあったのだが……自分の番になるまで、与えられるものが何かは判らない。
それぞれを見て選んだ、……らしい……
あの〜、何で私はラベルの付いた、この緑色のボトルなんですかね(笑)。いったい私は、何を読まれたんだ?
と言う事で、今日も3時間があっと言う間に過ぎていきました。台本の台詞ひとつひとつを、心の動きを、繊細に読んでいく作業。台本が、生きたものになっていく事にわくわくします。
さて、帰りは寄り道コース。吉良邸跡へ。さすがに、写真を撮ることははばかられました。夕方に、みしるし(御首級)洗いの井戸とかね、あかんでしょ。
ふるさと箕面は、赤穂浪士萱野三平ゆかりの地。だからかな、子供の頃は単純に、吉良は悪い奴と思っていた。けれど、大人になるとそんな簡単な話では無いなと判る訳で、吉良さんも大変やったやろなと思うのです。 ちなみに、萱野三平は歌舞伎(忠臣蔵)では早野勘平となるわけで、今住む戸塚は、その歌舞伎の世界の中での早野勘平ゆかりの地なのですわ。
あ〜、緒形拳さんの『峠の群像』をもう一度見たいわ(ん?萱野三平は梅雀さんやったんや)。故勘三郎さんの『元禄繚乱』も面白かったけどね。
そうそう、浪士の一人、前原伊助の住んでいた所の跡も通りました。ほんまに、近所に住んで探ってたんやね。このリアルな距離にわくわくしましたよ。