川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

団体戦、教育現場での詩ボク

 全国大会のラストでは、授業に詩のボクシングを取り入れている筑波大学附属小学校の4チームによる団体戦エキシビションマッチも行われました。
 これが、面白かったのですね。

 実はこの子達が、オープニングでは、若林真理子さん(第1回全国大会チャンピオン)の作品朗読をやったのですが、これが……正直に言います。私にはびっくりする程、届かなかったのです。綺麗な言葉だけが流れて行ってしまって……。引っかかって来なかったのです。
 後で何人かと、あれは何をしたかったのか、何を狙って彼らに読ませたのだろうと話をしたのですが、やっぱり疑問のまま。

 だから、団体戦はちょっと危惧していたのですが、まぁ、自分たちの言葉だと楽しそうなこと。構成作家はだれや、どの子や?といいたくなるくらい出来過ぎなチームが優勝。でも、そこまでふっきれなかったけれど、なんかやろうとしてるのが各チーム見えて、面白かったです。……しかし私、子役っぽい声はどうにも苦手です……まぁ、6年生女子は、微妙なお年頃か。
 個人的には、ね、最初のチームの詩の中の言葉「歩いてもいないのに迷子になる」と言うフレーズに胸がきゅっとなったのでした。

 これを学校教育の中で継続して出来るのは、筑波大附属だからだろうな、と考えてしまいます。公立小学校だと、下手すると、積極的に取り組んでいる先生が転勤すると途切れてしまいます。新たな学校でまた周りを説得し、始めるのはなかなか難しいだろうとなぁ、と。あ、これは、表現教育の現場での実感。
 そう言う意味では、他の学校での状況は気になるところ。以前、やはりエキシビジョンマッチで、公立小学校のチーム対筑波附属小のチームが対戦しませんでした?あの学校では、あの区では、その後どうなっているのでございましょう。