川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

ごちそうさん

 「おこうこ」とか「ぶぶ漬け」とか、懐かしい言葉が出てくるごちそうさん。楽しんでます。
 キムラ緑子さんが、一瞬に見せる表情に、どきっとします。宮崎美子さんの狸っぷりも、楽しみ。西川忠志さんは、お父さんに似てきはったなぁ。

 ドラマで描かれている時代、考えたら、あれは祖父母の時代になるわけで、それも気になりポイント。
 両親はお見合いだけど、祖父母は恋愛。
 祖父は予科時代、将棋だか碁だかの相手をしていた神主さんの娘を見初めた…ん?逆?娘さんに惚れて神主さんのお相手?
 いずれにせよ、まさに、「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」。うちにあった中学生向けの「ことわざ本」のイラストがまさにそんな絵で、笑ってしまった記憶。
 女学校生だった祖母も、しっかり捕まえていた様子(笑)。

 書くのが好きな人だったようで、句集を作ったり、祖父の学生時代の友人との同窓会誌に文章を寄せたり。祖母の書いた思い出話。
 大学の予科が近くに移ってきて、二本の白線入り学生帽に憧れたり、女学校のバザーに学生さんが来てくれて、この時ばかりは男女の学生が口をきいたり。今度は予科の学祭に招かれ……祖母曰く、色んな人に声をかけられたがそれをかわし、祖父から絵葉書を買う事が出来たとか。

 だから、あの主人公カップルのいちゃいちゃっぷりに、祖父母を重ねてしまったりするのです。

 あ、ドラマの舞台は天満のあたり。後に祖父母が暮らすのもその辺り。これも、気になりポイントです。
 ま、祖母は料理が出来ないお嬢さんだったそうですが……新婚一日目、「ご飯が炊けません」と祖父を起こしたそうな。え〜(;^_^A
 
 一緒にお能をやったり、金婚記念に富士山に登ったり、仲の良い二人でした。ごちそうさん