メメントC『ダム』を観て来ました。
「ダム建設を巡る攻防と男女の愛憎」と書くとなにやらドロリと重たげに聞こえますが、いやいやそんな。
確かに、描かれている事は深刻。日本のあちこちで起こっているダムの問題、過疎の問題。どちらが正しい悪いとくっきり線を引けないだけに、迷うし、重いし、つらいし。そこを描きつつ、かつ、軽やかさや明るさも感じさせてくれる。
どんっと腹に響く舞台でした。
戯曲の力ってこういう事だなぁと。そして、それを受けて立つ役者の力と舞台スタッフの力。いいなぁ、いいなぁと。