川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

滝へ

 滝のある地で生まれ育ちました。国定公園のすぐ横の住宅地と言う環境。十代の頃、冬休みは朝、滝まで走ったりしておりました。おかげで今でも、滝とか川が好き。
 今住んでいる街にも、滝があります。紅葉滝。バス停の名前にもなっているのだが、そのあたりはどう見ても、住宅地。行ってみれば、どう見ても、人工の滝。

 もともと落差15メートルくらいの滝があったらしい。住宅地として造成する際に滝は失われたが、人工の滝を作り、その名前を残したのだとか。全くなくしてしまってもよかっただろうに、こう言う処置をした開発業者さんは、なかなか粋だなぁと思うのでした。住宅地の中に滝の音って、素敵です。
 滝の傍にはお不動さんが祀られていたそうで、そのそばにあったケヤキの大木を使って社を作り、ちゃんと人口の滝の傍に紅葉瀧不動明王が鎮座ましましています。そのケヤキの根本も残されておりました。