川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

庭には二羽、埴輪には……

 埴輪には鶏がいる。水鳥もムササビもイノシンも犬も馬もいるよ。
 踊る埴輪は踊ってないよ。あれは、馬を曳く人だよ。

 昨日は読書会。先月に続いての日本史話。
 どうすれば判りやすいのか。講師時代のノートやら資料やら、今更のように湧いてくる疑問。この話、今日で終われるのか?
 おまけに外は春の嵐。資料は重い。肩にずっしりでした。
 さて、今日は弥生時代末から古墳時代の話。考古学で判ることと、中国や朝鮮半島の文字資料との繋がり。日本の文字資料・鉄剣銘や記紀の記述との繋がり。そして、埴輪ってこんなに色々あるんだよ、と言う話。
 改めて、ダイナミックに動いた時代なんだなぁと思う。
 日本は日本だけで存在していた訳ではなく、東アジアの歴史のうねりの中で確かに存在していた。
 そして、その時代にも、間違いなく自分に繋がる祖先が生きていたのだ。
 どこにいたのかなぁ。繋がる人は一人じゃないはず。出雲出身の父方祖母のご先祖は、もしかして半島にいたかも。母方祖父は熊本出身らしいから、熊襲の流れかしら。大和政権の支配下にあったか、虎視眈々とひっくり返す機会をうかがっていたか。
 あるいは、そんな事には全く関係なく生きていたか。いずれにせよ、この時代のどこかに私、の祖先が居る。それは、自分がここに居る限り、確かな事。

 って、考えると、ワクワクしませんか。
 私にとって、歴史はロマンではない。もっと、生々しく、自分自身の過去、歴史。自分の中の血を、命を感じる事。
 久しぶりに、歴史オタク。面白がって聴いてくれる人がいる事の楽しさを堪能。発掘調査ネタは出来なかったので、それはまた、いずれどこかで、かな。