23日で閉幕の春画展に、ぎりぎり滑り込み。
行きたがっていた相方殿は、残念だったね。図録観賞してください。
いや、楽しかった。あまりに無茶な形に、笑ってしまう。これは、やはり、絵だから良いんだろうな。これが写真だと、生々しくて、正視も凝視もしにくいわ。
肉筆にしろ刷り物にしろ、保存状態の良さには驚く。色鮮やか。丁寧に作られ、大事に扱われていたんだろうな。
細やかな、繊細な、技法、筆遣い、色。惚れ惚れと見入ってしまう。
で、私は、これは芸術と言うより、職人技やなぁと思うのです。自らの、技術を極めて行く。その一つの形が春画なのだなぁと。
絵画、彫刻、建築……日本のこれらは、皆、芸術家の仕事と言うより、職人の仕事と言った方がしっくり来るな。そこが、好き。
それにしても、日本で春画展を開催出来るようにした、細川の殿に拍手。
永青文庫自体をゆっくり味わいたいとも思いました。絵を観る事と人の波でうっかり見過ごしそうになるけれど、調度品など、さすがの趣きがあるのでございます。
ちなみに、展覧会の題字は殿の揮毫。
グッズもなかなか面白く、ポケットで局部を隠したTシャツ、殿の揮毫「力」の褌、カップ&ソーサーも、カップで肝心なところを隠してます。印伝の袋は、内側が……。
遊び心あるグッズ、良いですな。
夕方到着、40分待ち。出てきたら、外はすっかり暗くなっていて、まだ、並んでいる人が……。明日は、もう、とんでもなく混むだろうなぁ。