いやぁ、目の前で、針井先生が呼ばれるのを見ましたよ。
今日は診察日。皮膚科外来の待合で前に座っている女性がいささかしんどそう。
「もう、救急車呼んで欲しい」
と言いながらソファーで倒れこむ(……え?いや、ここ病院ですけど……)。
やがてふらりと立ち上がり、ふらふらと歩いたとたんに、足元から崩れるように倒れ……え、ええ〜と腰を浮かすが、一緒にいた母親らしき人は駆け寄るでもなく、何も慌てていないので、どうしていいのか判らなくなる。
と言うか、ここは病院。
すぐに皮膚科からスタッフ登場。指示が飛ぶ。お、これは……
ピンポンパンポ〜ン。「ハーリー先生、ハーリー先生、○○外来へ……」と放送が入る。
まず数名のハーリー先生。どうやら女性には意識がある、頭も打っていない(なんなら、私も証言しまっせ、足元からくずおれたので、多分、腰も打ってないんじゃないかなぁ)。
と、その間にも、病院中から足音がパタパタ近付いて来て、あっと言う間にハーリー先生の黒山の人だかり。
なまじ後ろのソファーにいただけに、動くに動けない。メール打ってる途中だったけど、思わず携帯しまったよ。まぁ、斜め前のお姉さんは、ちらりと視線は動いたものの、ポケゴってらっしゃいましたが。
いやはや、びっくりでした。