川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

お別れ会

 子ども達が何か企画している気配は感じていた。まぁ、自分が出勤していない日の保育日誌も読むから、ね。だから、出来るだけ知らぬふり。気付かぬふり。ふり、と言うのは少し違うか。目に入れないようにする。日誌に「むーさんの」とか「お別れ会の」と言う文字があれば、そのあたりを敢えて見飛ばす。

 と言うことで、まずはお別れ会ひとつ目は……なんせ、何日か前に「むーの好きな食べ物なに?」と言う調査をされたからなぁ。最初、質問意図が判らず、「梅干し」と答えた私もちょっとどうかしているが。あの時の戸惑った表情ったら。ごめんよ〜(笑)。
「他には?学童でのおやつとか」と畳み掛けてきたことで意図を理解したものの、かえって答えに悩んでしまいました。

 結果、メニューは以下の通り。

 カレー、抹茶フロート、カリカリ梅のおにぎり、マシュマロコーンフレーク、じゃがバター、おまんじゅう。

 さすがに学校があるから、企画は子ども、作ったのは大人(指導員)。はい、出勤した私も、おまんじゅう作りに加わってました。
「これ、私もやっていいんですかね」「うん、やって(笑)」
 おまんじゅうは、私に出す分だけスペシャルビッグサイズでした。さすがにこれは、自分ではやらない。

 お別れ会は、学童の夏休みごくろうさんパーティー形式。チケットを持ってお店屋さんを回ると言うのになってました。うん、この形式になっているとは思わなかった。実は、今年のごくろうさんパーティーは、どちらの学童でもシフトから外れていたので、嬉しかったのでした。
子供たちみんなが楽しめる形になっていたのが良かったなぁ。
 
 ひとしきり食べたら出し物。
 けん玉にジンギスカンに合奏。一生懸命な姿に拍手。ジンギスカンは、一緒に踊っちゃいました。他の子も混ざりだして、楽しい楽しい。
 バザーも入所・卒所の会も出られないから、もう、こういう出し物は見られないと思っていたので、楽しゅうございました。
 アルバムも貰いました。夏に「クンねずみ」をやった時の子供たちを捉えた写真があって、その真剣な表情にどきり。嬉しさと、これに応えるだけのことをやっていかねばと言う思い。背筋が伸びます。
 で、まぁ、なにかひと言と言う流れになるのは想定しているわけで……前日にふと思ったのだ。詩を詠もうと。しばしばご挨拶のために詠んでいる『出会い』を、と。
 いやぁ、あの短い詩を読みながら、自分で泣くとは思わなんだ。子供たちの顔を見ながらゆっくり詠んでいたら、だんだん、声が湿って来て震えてきて。最後までやり切れて、ほっとしたら、まさかの……

「みんなで、「大きくなっても」を歌います」

 なんだと〜、それは、入所・卒所の会で私の涙腺をゆるゆるにする歌ではないか〜。これは、完全に想定外。とどめ。目から、汗ですこれは、汗……
 まいった、まいりました。

 シフトは18時までだったけど、結局19時まで残って、帰る子にハグハグ。普段なら「やめろよ〜」と言うだろう子も、さすがに、拒否せず。
「あ〜、なんか帰りがたいわ〜」
 と、いったんさよならしたのに、いつまでも出入口のところで残っている子がいたり。

 中学3年生が顔を出してくれたのも嬉しかったなぁ。

 この春に卒所した中学生1年生は集団で駆け付けて、残ったおやつをもりもり食べて……って、あんたら何しに来たん?と思ったら、ちゃんとメッセージカード。もう、やってくれるなぁ。
 泣いて笑って、家に帰ってアルバムをみたら、また泣けてきて……まだ翌日もあるんだよ〜。

 実は、誕生日カードも貰いました。うわぁ、たれぱんだと、まるるーだぁ。力作。