松本雄吉さんの写真が飾られた祭壇も、維新派らしい。昼間の明かりの中より、闇を背景に浮かび上がるこの姿が、良いなぁ。撮ることをためらったのだが、これすらも、今回の公演の一部だと思えたので、少し離れたところから。
草原の小舟に明かりが入り、夢のような景色の中を帰る。
名残を惜しんで振り返る。手を振って、一礼。
同じ時代に居たことを感謝。たくさんの素晴らしい舞台に感謝。維新派と言う時間に感謝。
帰り道。復元された大極殿は、ライトアップされ……うむむ、こののっぺりとした感じになる明かりはどうなんだろう。と呟く旦那。ひとしきり、ライトアップに関する談義をする帰路でありました。
サヨナラ、維新派。
左様ならば、小夜、奈良……