誤解
「こんな動きがあるんだ、日本でも始まるんだ」とドキドキしたのは、もう随分前のこと。
販売開始と言うニュース、梅田で販売員さんを見かけ、手にした一冊目。
アトピーの悪化で動きが取れなくなった時、このままどうなるんだろうと不安だった。一度崩れた生活のペースとベースを取り戻すことの大変さ。だから、他人事ではなかった。
継続
ささやかに続ける朗読教室。今日から「小僧の神様」。
とは言え、導入に使った詩「水平線」(小泉周二)や、締めに使った詩「友人」(茨木のり子)の時間が長かったな。
「水平線」は小学校4年生の国語の教科書の見開きに載っている詩。4年生になって最初の音読課題ですな。じっくり声を出して読むと、色んな発見がある。面白い。4年生と言う微妙な年齢の春に、この詩か。なるほどなぁと思う。
「友人」は、4月と言う言葉が出てくることと、べたべたした友情ってやつに異を唱えるようなところが好きで。学童でバイトしたりしてるが故に、みんな一緒にとかみんな仲良くって言う友情神話みたいなのが好きじゃないのですな。すいません、完全に自分の趣味で選んでます。いや、このキリリとした感じが春にふさわしいと思ったのですよ。
この二つの詩だけで、しばし色んなお喋りが盛り上がってしまった(笑)。
だから、「小僧の神様」は最初の方をちょっと読んだだけ。来月、じっくり進めていきたいな。
と言うことで、次は5月9日(木)14時から。
征服
大学入学式、スーツ黒一色の謎 減点嫌う社会を反映?:朝日新聞デジタル
入学式は、「こんなのが着たかったの」とベージュのスーツ。
卒業式はカラシ色のスーツ。
成人式は断固、古典柄の振袖。流行りのふわふわ襟巻きは断固、拒否。クラシックなストール を羽織ったな。
振り替えると、ファッションには無頓着だったけど、こう言うこだわりは強かったのか。
しかし、ようやっと制服から解放されるこの晴れやかな日に、なんで?自分が踏み出さないと、自由も自分らしさもないぞ。踏み出さずに、自分を認めてもらおうなんて都合のいい話はないと思うのだが。たかが服、されど服。そこすら右へならえなら、この先どうするんだ?
節約って言っても、工夫のしようはあるだろうし、同じ形に納まって安心していないか?そこに危機感を感じないのか?と。同じようなものを大量生産して、これが定番、節約にもなるよと安心感と言う免罪符を与えて売る側の存在。そこに乗せられていることに、気付こうよ。
制服は征服。そんな野田秀樹『キル』の言葉を思い出し、なんだかもやっとするのでした。たかが服、されど服。