5/5は稽古が午前中だったので、午後から中之島へ。
http://www.nmao.go.jp/exhibition/2018/post_189.html
ボルタンスキー展へ滑り込み。
よく考えたら、国際美術館がお引越ししてから行くのは初めてだわ。万博公園時代を思い出す。懐かしいエントランス作品。ちょっと不思議な気分。
さて、ボルタンスキー展は、のっけから映像作品で、ちょっと目眩。いや、耳眩か。あのヘッドホンからの音が……
あまり予備知識を持たないようにして見ていたのだが、立ち上がって来る、死の気配。引き延ばされた古い写真の、画素が荒く輪郭が丸くぼやけた写真は、なぜ、人の心をざわつかせるのだろう。
重さを感じながら歩く中で、不意に現れる、風鈴の白い景色。遠い世界に連れていかれそうで、一瞬、帰って来れなくなりそうな……
すっきりする作品ではない。インスタレーション。もやもやとあれこれ思考が自分の中で交錯する。
関連企画のコレクション展も観て、カフェへ。
あ、同行者がいました。一人の予定だったのだけれど、稽古後に誘ったら、若者が一人、一緒に来てくれました。いや、これ、同行者がいて良かったです。自分中に溜まったあれこれをちゃんと吐き出してあ~だこ~だと話すことが出来るのは、一緒に見ていたからこそ。自分の中に抱えて帰宅にならなくて良かったです。


カフェのレジに、なんだこりゃ?ファラオなラバーダック。
なんと、大英博物館の公式グッズだそうな。足の裏にちゃと大英博物館の判が押してありました。
「撮っていいですか?」「どうぞどうぞ。撮って行く人多いんですよ」で、ありましょうな。