川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

せいさん

 悲しいんじゃない。口惜しいんです。
 なんで口惜しいか?
 復帰することを信じて待っている演出家がいることを知っていたから、その舞台は客席で見るのではなく出させて下さいと言うつもりでいたから。
 舞台をご一緒したのは数えるほど。最後の共演が一番共演らしい共演だった。あなたに裏切られる妻の役。
 あの時、「利賀、参加したいです」と手を挙げていて良かったと思う。でなきゃ、今、もっと口惜しかったんじゃないか、とも思う。
 でも、やっぱり、もう一度ご一緒したかったです。
 口惜しいから、まだまだ先へと進みます。あなたが見れなかった舞台を見ます、立てなかった舞台に立ちます。

 一昨年は若い友、去年は大先輩、で、今日は年の近い……表現の世界での大切な人を立て続けにおくることになって、さすがにちょっと、まいったな。

 

 

 2015年の、さひがしさんのツイッター拝借。この写真、好きなんだよな。利賀村での一枚(しゃがみこんでいて誰だか判らない自分が笑える)。
 この時、私は例によってオフショットを撮っていた訳なんだが、そうなると当然、自分の写真はないわけで、せいさんと同じ写真におさまってる、貴重な一枚。