朝霧
朝霧の写真を撮りたくて、外に出る。


白にゃんの神々しい姿を撮ろうとしたけどピントが……と言ってるうちに、電車が~あ~撮り損ね連発。寝ぼけてるかな。



てことで、目的の、朝霧の中の由布の町。あちこちから温泉の湯気。朝の由布岳。


足もとの小さな世界。
お宿での最後の食事、朝ご飯。11月からはちょっと控えめになりますと聞いていたけれど、いやいやこれで十分な量でございましたよ。
大杵社
タクシーで宿を出て、まっすぐ駅に行くのではなく、神社2か所を回って貰う。
まずは、大杵社(おおごしゃ)。



小さな神社。石段登って、拝殿の奥の本殿は、少し、傾いている。古くからあるって事かと思う私。「傾いてますよね」と口にする妹。
案内してくれたタクシーの運転手さんは、なぜかちょっと慌てながら私たちを大杉にいざなう。



そう、ここには、樹齢1000年を超える大杉があるのです。1000年前の記録にすでにこの杉が書かれているってことは、1000年前の段階でそれなりの大きさだったってことで、ええ、写真では伝えきれない大きさでした。大分県で一番大きいんだとか。根元の周囲14メートル。
で、本殿の裏に回ると、洞があるのが判ります。中は畳3畳分くらいあるそうで、数十年前、ここで雨露しのいでいた人が暖を取ろうとしてボヤを起こし、中に入れないようにしたのだとか。でも、お陰で虫退治が出来たらしく、今も杉は成長中とか。
なるほど、根っこが本殿に向かって張り出していて、これで傾くわけね、と心の中で納得。
拝殿の前に戻って、運転手さん。
「はい、普段はここまで説明して、ほら、本殿傾いてるでしょ、杉が成長してるからなんです、と言うと皆さん「あら、本当だ~」と仰るんですよ~。説明前に先に指摘された人は初めてで、段取りが狂って、私、焦りましたよ」
す、すみませんね(笑)。
妹:建築科出身、学生時代は日本建築史もやっておりました。
私:史学科考古学専攻出身、もと日本史講師、神社仏閣は大好物。
素人じゃなくて、すみません。
宇奈岐日女神社
続いて、宇奈岐
日女神社へ。ここが、湯布院全体の神様。



もともと杉林に囲まれていたらしいのだが、1991年の台風で多くが倒れたらしく、その切り株が……いや、ちょっと面白いですけどね。かつて杉のあったところに若い木々。白い札が下がっていて、たくさんの人が森を作るために寄贈したものだとのこと。








本殿と境内摂社は水の上。本殿の両側に摂社と言うこの形、初めて見た気がする。安政6年ってことは、江戸末にはこの形ってことか。
猫ねこ
旅の中で出会った猫。
社務所に現れた猫。どこに座りはるんですか~(笑)。





二日目のアイス屋さんの猫。
帰ります
さて、神社を巡って由布院駅へ。ここは磯崎新の設計。そうか、20代の一人旅の時に、建物だけ見に来た覚えが……。
町を少し歩いてお土産買ってお昼ご飯。
鶏天と団子汁……奇しくも、一週間前のお江戸にて、やよい軒で食べたメニューだわ(笑)。
そして、飛行機で大阪へひとっ飛び。



おお、PLの塔だわ。
夕日に輝く大阪。さぁ、ランディング……う、ここにて電池切れ、終了~。
スマホで撮った写真もあるのだけれど、デジカメで撮った写真での旅日記でありました。