お茶祭り企画よりご報告
大事なご報告。
お茶祭り企画大阪公演が終わって2週間、お客様からも特に体調に関するお知らせもなく、キャスト&スタッフも特に変化なく、ほっとひと安心。
これにて、お茶祭り企画二都市公演、終了でございます。
皆々様、ありがとうございました。
次に劇場でお会いできるのがいつになるかが読みにくい昨今ではありますが、身軽なお茶祭り。ふらりとあなたのそばへお届けに上がる。そんなこともやって行きたいと思っております。
これ、大事な稽古アイテム。長くエアチェロでやってると、時々実際のサイズ感を見失うので(笑)
本当は実際のチェロに触らせて貰うのが一番なのですが(初演時、知り合いの知り合いから、1ヶ月チェロをお借りできたのが、ほんと、ありがたかったです)。
てことで、本来の用途に戻ってもらいましょうね。
晩夏の詩
昨日は「声を出して読んでみる会」オンライン。
毎回、ストレッチ、顔ほぐし、深呼吸、発声などをしてから、まず詩を一編。そして物語。
季節感は大事にしたいと探していたら、まさに「晩夏」と言う詩がありました。この空気感が、なんとも味わい深く。シェアしたいと思います。
あ、物語は竹久夢二の「日輪草」を。
少しずつ、季節は動いていきますね。「声を出して読んでみる会」は第2・4水曜日の14~15時半、zoomを使って開催しております。
晩夏 木下夕爾
停車場のプラットホームに
南瓜(かぼちゃ)の蔓が匍(は)いのぼる
閉ざされた花の扉(と)のすきまから
てんとう虫が外を見ている
軽便車がきた
誰も乗らない
誰も降りない
柵(さく)のそばの黍(きび)の葉っぱに
若い切符きりがちょっと鋏(はさみ)を入れる