秋のある日、私はどこに来てるでしょう。



常設の前に、まずは特別展「ユニバーサル・ミュージアム―― さわる!“触”の大博覧会」を堪能。
触ると言う行為が避けるべきことのように言われる今、あえてこのテーマで開催する。もう、その姿勢だけでも頭が下がりますよ。
とにかく、触る展示。だから、コーナーごとに消毒スプレーやシートが設置されている。
立体地図や彫刻作品などに触れながら進む。これは、やっぱり誰かと来て会話しながらが良かったな。感じたこと、疑問も納得も、誰かと言葉を交わしたい。そんな気持ちが猛烈に湧いてくる。
テンションが上がったのは2階。「歴史に触る」。前方後円墳の窪みに身を横たえる。なんだこのフィット感。
そして、なるほど確かに、考古学は触れる学問だと思う。土器片を組み合わせるときの感覚も、土を削っていく感覚も、手で触れる感覚。う~む。
音具のコーナーも、誰かといた方が楽しいわね。
絵本のコーナーは、もう、ずっと遊んでいたい。
なんだかんだで楽しんで、あ、時間が~と、慌てて常設展示場へ。企画展と、常設展は自分の好きなコーナーをチョイスしながら。でもってミュージアムショップ。あっという間に閉館時間でございました。



お尻と、頭の上の子が可愛い。
写真は、常設展ばっかりやな。
エネルギーチャージ。
やっぱり、祭りなんだな、私の求める物は。人が見えないものに姿を与え、演じ、それを共通認識とする。
ここに来ると、民族、人種、宗教……諸々の違いってなんだろうと思う。根本で人が求めるもの、見えないものに与える姿は、驚くほど似ている。