川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

振り返りナイトフライト

 この一年、ポエトリー・ナイトフライトに挑戦し続けて思ったこと。私は身一つの生の表現をしたいのだな、と。詩も芝居も。素に近い状態。外連味のある仕掛けだらけの舞台も好きなんだけどね。自分自身で作るものは、素舞台でありたい。そこにあるものを生かす。どこにでも身一つで出掛けて出来る表現。
 オンラインで作品を出すなんてこと、考えもしなかったのに、コロナ禍でライブ・スラムがなくなり、これは参加するしかないとTwitterのアカウントを取り、慣れない作業に取り組み。自分への発見と見直し。面白い時間を貰いました。chori氏に感謝。
 来年からはポエトリー・ナイトフライトはライブの場に戻していく方向らしい。それはそれで、ありがたし。お客様の生の反応の中でもう一度、ナイトフライトで出したものを読んでみたいな。多分、新しい発見がある。

 と言うことで、改めて、決勝に出した作品を。

 テーマ詩(お題:たぬき)と自由詩。どちらも最後にテキストが出るようにしております。

「魔女」のもとのイメージは、ある女性。それで書き始めた前半部分だけが手帳に。ナイトフライト用の作品に悩んでいた時、ふと、これ行けるんじゃないか?と。そこから後半書きあげて。そんな作品。
タヌキもだけれど、あらかた出来たところで稽古場で即興的に続けたり、録音中にも変わったり。なかなかテキストが固まらず、どこに着地するんだ~と、直前までワタワタしておりました。
実は、2期・3期とも2位だったのですね。ほんまに3度目の正直でした。