川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

長い一日、おのれ北陸新幹線

前置きあるいはデビューご報告

 コロナ初感染いたしました。この初感染と判った時の状況ってのが、まぁ、笑えない笑い話と言うか。ようやく落ち着いたので、遡ってぼちぼちブログに書いていきます(8/3)。

 

長い一日


 7/18、相方の父の訃報が届く。既に入院されていて、7/16に福井までお見舞いに行ったところであった。
 さて、どう動くか。相方は週末の2劇公演はメインスタッフではなかったので、段取り付けて、7/19、車で出発することに。私は、学童保育スタッフとしては「終業式」と言う過酷な夏休みスタート日。と言うことで、喪服等を彼の車に積んで先に出発してもらい、後から列車で向かうことにして、学童勤務。ただし、早めに上がらせて貰う。
 ここから、長い旅となる。目的地は福井県大野市
 サンダーバード敦賀駅北陸新幹線に乗り換えて福井駅、そこからハピラインふくい線・JR越美北線越前大野駅へ。
 まぁ、ぶっちゃけ、北陸新幹線開通によって大阪方面から福井に向かうのはめんどくさいことになってる訳で……
 早めに上がらせてもらったので越美北線は終電より早いのに乗れると思ったのに、なんと、湖西線トラブルで、大阪駅では、乗る予定だったのより一本前のサンダーバードすら到着していない。車庫に向かっていると言うアナウンスばかりでどれくらい遅れるかのアナウンスも表示もないので、暑いホームで乗客はただひたすら待つと言う苦行。実際、具合悪くなって運ばれる人の姿も。
 見上げれば、ステーションシティ、時空の広場を行き交うくつろいだ人々の姿。楽し気にこちらを見下ろす人も。まさに、天国と地獄。ちょっと怒りを覚えた時間。急いで買った軽食をとにかくお腹に納め、ぐったり。持っていた水はあっという間になくなり、2回追加購入。
 1時間以上の遅れでやってきた一本前のサンダーバードに乗り込む。席を確保、敦賀へ。さて、そこからどうすれば目的地に行けるのか。そもそも敦賀には何時に着くんだ?
 敦賀が近付く。北陸新幹線が、乗り換え待ちをしているので急ぐようにとアナウンス。いや、チケット買ってないし。買って、乗るのは間に合うの?
 敦賀でとにかく新幹線の改札に向かう。今から待機している新幹線のチケットを買って間に合うのか聞いてみる。間に合います!とみどりの窓口を示される。ああ、色々、遠いなぁ。ダッシュ。チケット確保、取って返して新幹線。もう、初北陸新幹線に、感動も感慨もなく、泣く……。

恐竜足跡モチーフ
あちこちに恐竜がいる福井駅

 

 福井駅到着も、越前大野へ行く列車までは1時間あるので、いったん改札を出る。新しくなった福井駅は懐かしい所とよそよそしい所と。はぴらいんの改札に行ってみる。あ、イコカのチャージどうなってたっけ?と券売機へ。あれ?拒否られた。
 はぴらいんの改札で確認すると、大阪駅での入場記録以降が未記録らしい。ええ?買ったチケットとイコカの改札機で扱いはいちいち確認して通ったはずなのに。なぜ?
 おまけに、はぴらいんはJRではないので、新幹線の改札で処理をして貰ってくれと。また、移動……パトラッシュ、もう疲れたよ……新幹線の改札で説明し、処理してもらい、残り40分余りを待合スペースで。表にはフリーWi-Fiスポットと書かれているが、見回しても掲示がない。もう、ほんと、疲れる。
 時間になり、ハピラインの改札。キンコンキンコンとブロックされる、おいおい。さすがに、またJRまで行けって言われたら間に合わない。「さっき言われた通りJRの改札で処理してもらったはずなんですけど!」と再度処理してもらって改札へ(実はこの段階でイコカを使ったことを後悔することになると言うとどめが待っている)。
 一両編成の列車で、夜の闇の中をゴトゴト移動。ちょっと銀河鉄道を夢想。約一時間。この時点で、体調の悪さを感じるも、「そりゃあ、疲れるよね。」「ちょっと熱中症か」「着いたらとにかく寝よう」という認識。
 越前大野駅到着。切符買っといたらよかったね~。列車には「ピ!」てするのは付いていない。駅で改めて処理をしてもらう。
 なかなか出てこない私に、迎えに来た夫は「どうした?」ってなってるし。
 と言うことで、ようやっと義実家到着。23時。
 病院から帰って来た義父が静かに眠る義実家。
 喪主である義兄は独り身。兄弟は相方のみ。なにかとやらねばならないことがある二人。だから、サポートをと思っていたのに、なにも出来ず、ダウン。
 長い、長い一日でした。
 北陸新幹線開通がなければね~と、つい恨みがましく言ってしまう。大阪と福井の行き来は、ほんと、やりにくくなりましたよ。