川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

春が、立つ

ochamatsuri2007-02-05

 節分豆の売れ残り、一袋50円で売られていた。残り福、ウキウキ購入。これで、おやつを作るのさ。砂糖がらめ。シンプルで懐かしい味が好き。



 立春。春が立つ。寒い冬(今年はあんまり寒くないけど)の中から、春が姿を現し始める。「立つ」とは、何かが始まると言う意味を持つそうな。これから次々と、巣立ち旅立ちの季節。


朝日のような夕日をつれて 僕は立ち続ける」(第三舞台

 学生の頃、観にいった芝居のメインテーマとも言えるこの台詞が好きだったことを思い出す。そうか、「立つ」と言う言葉に強さを感じたのは、「立つ」が動かないことではなく、どこかへ向かおうと言う意志を含んでいる言葉だったからか。

 新しい生活が始まり、さて、私はどこに立つのだろう。

 こういうとき、心に響くのは、宮沢賢治さんの『告別』だったり、茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』だったりする。大人になったって、誰かに叱咤されたい時はあるのだ。