川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

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ochamatsuri2008-11-11

 明日はJET即興リレーです。
 お時間のある方、遊びに来て下さいませ〜。
 個人的には、ディジュの方がいるのが、うふふ、楽しみ。



 さて、今住んでいる所で毎月配布される、広報誌がある。その中に、隔月で掲載されるエッセイがあった。テーマは子育てと環境問題と言うところか。これが、どうにも好きになれなかった。いわゆる上から目線と言うのだろうか。問題意識を持っているのは良いのだが、自分の考えが正しく、そうでないものは大馬鹿者と言わんばかりの論調が、なんだかなぁと。でも、こうやって掲載されているのだから、支持されてるのかなぁと思っていたら、数ヶ月前、ある学校行事について書かれた文に対し、賛否両論が殺到したらしい。と言うことで、それをまとめた記事が掲載された。そうか、同じように感じている人はいたのか、などと思い、で、筆者はどう考えているのだろうと思った。
 今月、その人のエッセイは無かった。新しい執筆者を迎えてのエッセイが始まっていた。そこに、どう言う経緯があったのかは判らない。編集側の要望か、本人の希望か。いま、本人は、どんな風に考えているのだろう?

 私がそのエッセイにはっきりと首をひねったのは、百マス計算批判だった。いや、批判するのは構わないのだが、その際に「うちの子はシュタイナーで育ててきたから…」と言う書き方をしていたのだ。そして、百マス計算に取り組んでいる人を馬鹿にするような書き方。
 そう、好きになれなかったのは、内容ではなく(こういう風に考える人もいるんだなぁと思うだけだもの)、言い方だったのだ。
 ・・・なんで、こういう言い方になるのかなぁ・・・

 実は、この手の物言いにはしばしば出会う。これは一例で、シュタイナーじゃなくて、ここにコーチングと言う言葉がはまるときもある。演劇の世界なら演技法の名前が入ることもあるかな。一つのやり方をブランドにしてしまう。それをやっていることが偉い訳ではなかろうに。それが、身に付いて、生かすことが出来ていたら素敵だね、と言うことではないのか?

 と、これは自戒を込めて書いているのだ。気をつけないと、私もこう言う言い方をしかねない。それって、実は自分に自信が無かったり弱気になったりしている時。危ない危ない。


 いや、まぁ、時間をかけて学んだことを誇りたくなる気持ちも判らなくは無い。言い方やふるまい方に気をつければ、そう言ってしまうこともありだろう。

 だから、一番気持ち悪いのは、やっぱりこの言い方だな〜。

「自分、芝居やってますから〜。」「演劇やってるから、ちょっと変わってるって言われるんですよ。」

 若者よ、はしゃぐ気持ちは判るが・・・。