川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

救命病棟

 『救命病棟24時』の第3シリーズの再放送をやってる。
 調べてみたら、そうか、これ、阪神淡路から10年目に放送されたんだったな。震度6の揺れに襲われた東京。その光景は、阪神淡路を参考にして作られているのは明らか。大泉洋さんが病院の屋上から見た光景は、胸が締め付けられる。
 東日本大震災より前のドラマ。放送時に、どれくらいの人が我がこととして考えていただろうか。そうか、このドラマでトリアージってことを知った人も多かったのかな。
 東日本大震災が直下でなかったことで、首都圏の被害は限定的だったと思う。そのことで、油断が生まれていないか?と心配になるのは考えすぎだろうか。
 建物の倒壊や火災が発生することの怖さ。あの人口を抱えてライフライン、流通の止まることの怖さ。
 6年前の首都圏での帰宅難民の人たちは、不安はあっただろうけれど、命の危機はそんなに感じていなかったと思う。「帰れないから腹くくった〜」と飲んでいた人もいたもんなぁ。助けを求める人が居ると言う状況ではなかったし。
 そして、あれから6年。若い人は、記憶も薄れてきている。小学生は知らぬも同然。
 そう言う意味で、このドラマの果たせる役割がまだある気がする。専門的な目で見れば突っ込みどころはあるだろうし、ドラマ故の展開のわざとらしさもあるけれど、それでも。
 これ、時々再放送した方がいいんじゃなかろうか。