5年前は、首都圏で大雪だったんだよなぁ。
兎亭で芝居を観終わって外に出たら世界は真っ白。雪を踏みつつ中庭ノ空さんへ行き、あべあゆみちゃんとお喋りして……
戸塚に帰り着いたら、目の前に晴れ着で歩いているお嬢さん。そう、成人式帰り。夜道を、慣れない晴れ着で慣れない雪道。思わず声を掛けて、一緒にゆっくり歩きながらお喋り。そんな思い出。「もう、大変」と言いつつ、どこか晴れやかで誇らしげで、いい一日だったんだろうなと微笑ましかったな。
私の時は、小さい時からお世話になっていた美容師さんが、むっちゃん達のは私がするからね、と、成人式の日の予約は早くから私と幼馴染の二人のためにあけて下さっていた。そのことが、本当に嬉しかったのを今でも覚えている。
だから、今日の、横浜や八王子でのひどいニュースには、胸が痛む。大切な一日に、なんてことを。
今は、傷付いた思いや腹立たしさでいっぱいだろうなぁ。どうか、いつか、「あの時はひどい目にあったのよ〜」と話のネタに出来るようになりますように。そして、なんとかしてあげようと奔走した大人もたくさんいたのだと言うことを覚えてくれていますように。
それにしても、ほんま、ひどい話やなぁ。