川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

夏の夕暮れ

 過日も触れた、さねよしいさ子さんの名曲『夏の夕暮れ』。
 その曲からイメージを得たという、吉本ばななさんの『哀しい予感』を、昨日、読み終える。何だか不思議な気持ちになる。なんだろう、これは。先日読んだ、いしいしんじさんの『ぶらんこ乗り』と、色んなことが重なる。両親の死、世間とは違う価値観で堂々と生きる大人の存在、そして何より、姉のそばにいる賢き弟の存在。賢すぎる。いい男過ぎる。ちょいとため息が出る。
 どこか似た空気を持った2作品(あくまで私の尺度で)を、期せずして同じ時期に読んだってのは、何の暗示だろうね。
 
 ラジオをつけたままで読んでいたのだが、まさに「森林浴」と言う言葉に差し掛かったとき、ラジオで「森林浴」の話を始めたのには、びっくりしたよ。何ですかそれは。